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内容説明
科学万能の現代に、なぜこのような「時代遅れ」の問いが発せられなければならないのか? だがしかし、本当に、「神」の問題は哲学的にはすでに解決済みなのか? 人間存在の根源に迫る、齢90の碩学からの、近代人への挑戦状。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
to boy
29
現代では生活に有益な知識が偏重され、その背後に潜むものを尋ねるスタンスが疎かにされているとする著者の警告。神とは何かと問うことは自己とは何かを問う事でありキリストとは何者かという問いに行きつくと主張。前半の考察にいたる経緯までは面白かったが、後半、三位一体の辺りから哲学というより宗教学の色合いが濃くなってきて難解でした。2019/04/10
Porco
9
キリスト教義を知らないためか理解不能な個所が多く立ち止まったり気がついたら章が終わっていたということがしばしば。しかし、知ることが真なる幸福に繋がるという訓話は「〇〇という曲を知れて幸せ」「〇〇という作品を知れてよかった」とデータ化され手元にないにも関わらず幸せを実感することが多くなった昨今実感しやすいと思うなど、最終的に完全無欠の神という存在がいるなら何故人の子としてイエスを作ったのかという漠然とした疑問は元々あったので、最終的に疑問の糸口がキリストになることに納得したりなど所々理解できる点もあった2023/08/19
寝落ち6段
9
神とは、社会を円滑に進めるシステムの一つであると私は考えている。人智の及ばぬことを神と呼び、その神は見張ったり見守ったりして人倫を問う。西洋の神を身近に感じたことはないが、初詣にも行ったり、お守りを買ったりする日本では身近に感じる。しかし、神の実在を信じているわけではない。安心したいという思いを叶えるためのシステムだと思っている。自分で深く思索することは、考えている私自身を知覚でき、自身の経験や知識を総動員することで足りぬ部分を発見できる。そんな時間をもてることが現代社会では必要なのではないかと思う。2020/03/31
oooともろー
7
自己認識を突き詰めていくと『神とは何か』という根源的な問に行き着く。近代合理主義への批判。わかりにくいところもあるが、著者の思いは伝わる。2019/12/05
やす
5
哲学としてのキリスト教とサブタイトルにあるように、キリスト教にとっての神とはなにかといった話。 哲学なのか、神学なのか、宗教学なのかわからないけど、本文が難しくて理解を超えていた。2019/05/17