ちくま新書<br> 大学の未来地図 ──「知識集約型社会」を創る

個数:1
紙書籍版価格
¥836
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

ちくま新書
大学の未来地図 ──「知識集約型社会」を創る

  • 著者名:五神真【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 筑摩書房(2019/02発売)
  • おトクな週末2日間!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~5/12)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480072016

ファイル: /

内容説明

「知恵とそれを活用する人が集積する場」、それが大学だ。「デジタル革命」を契機に、社会のあり方は劇的に変わりつつある。変化のスピードも激しい。こうしたなか、大学はどのような役割を果たし得るのか? 日本の大学は、多様で最先端の研究者を数多く擁し、優れた人材を輩出してきた。豊富な人材ネットワークを持ち、大学間をつなぐ高度な情報インフラも整備している。だからこそ大学は、全世代が活躍する「知識集約型社会」モデルを創ることにも貢献できる――。東京大学総長による、まったく新しい大学論である。

目次

第1章 まずは大人が頑張ろう
第2章 これから世界はどう変わるのか
第3章 強力な社会インフラとしての大学
第4章 ビジネスパートナーとしての大学
第5章 大学は面白い!
第6章 東大の経営改革
第7章 研究に打ち込める大学へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

54
SDGsを謳うなら、もっと幅広い年齢層に開かれた学び舎としての大学の姿を提示するべきなのではないか。東大は全入にはなりえないということを暗に示しているようで、そこが残念だった。2019/02/09

大先生

6
東大総長の本ですが、全体的に分かりやすい内容です。「全世代の人材を活かす」「情報インフラを活かす」「大学ならではの学問の蓄積と長期の視点を活かす」という視点で、大学改革に臨まれているようです。(2017年から「フィールドスタディ型政策協働プログラム」を始めて地方自治体との連携をしているようですが、バーバード大はその前から東日本で似たことをやっていましたね。)また、産学連携から「産学協創」を目指すとも宣言されています。悲観的な意見も少なくない中、前向きに改革を進めているようで、希望が持てますね。2020/07/27

dice-kn

6
これからは知識集約型社会とのことで、大学は旗振り役になって頑張っていくぞー、といった内容でした(←端折りまくりです・・)。東大は日本の大学のキングですから、こういう役になるのはもっともで、少子化もあって全世代で頑張っていこうというのも納得できました。人間一生勉強ですかね・・2019/02/27

わえ

5
東京大学の総長である五神真氏が、大学が社会に貢献していくためにどうあるべきかを熱く語った本。資本集約型社会から知識集約型社会に移行していく中、大学の社会での役割について考えを巡らせた。高度な知的人材を育成して、専門的な知識や技能を社会に還元していくことに加え、その育成の過程で生まれた問題解決のための知恵を役立たせることも、大学の役割なのだろうと思った。ビッグデータを扱う天文学や高エネルギー物理学の例が印象に残った。AIの時代が到来している今、大量のデータを扱うノウハウを社会に伝えることは大切だと思った。2019/10/11

Yappy!

4
これを読んで思うのは、やはり東大が先進的なことを率先してやってもらわないと、小さい大学が多少先進的なことやっても取り上げられ方や発信力が違うよねってところで。 発信力についても、広報の力だっていう意見がありますが、そもそもの基礎発信破壊力が違いすぎるので、それを超えるには細かいけどピリッと辛いものを上手く出していくしかないなと。 教員の会議参加を減らして、事務職員の待遇や権限を改善する部分の紹介については、法人化以降ずっと言われていたことがようやく最近行われているということの裏返しとも。2019/07/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13436786
  • ご注意事項