これからの本の話をしよう

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これからの本の話をしよう

  • 著者名:萩野正昭【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 株式会社ボイジャー(2019/02発売)
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  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794970756

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内容説明

本にはまだ多くの白紙が残されている

本は「小さなもの」のためにこそ存在する。その原点を私たちは忘れてしまったのではないか? 電子出版のためのウェブサービス「Romancer」、『片岡義男 全著作電子化計画』など、数々の画期的な出版プロジェクトに取り組む株式会社ボイジャー創業者である著者が、25年にわたる歩みを振り返りつつ、本と出版の未来について語る。

【著者】
萩野正昭
1946年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒。1969年港湾建設会社に就職、埋立造成工事に従事。1970年から東映教育映画部で契約演出職として働く。1981年レーザーディスク制作・企画、1990年パイオニアLDC取締役映画製作部長として映画のビジネス展開に従事する。1992年ボイジャー・ジャパンを設立。デジタル出版事業を開始。2013年ボイジャー代表取締役を退任、現在は取締役。著書に、『電子書籍奮戦記』(新潮社)、『本は、これから』(岩波新書共著)『木で軍艦をつくった男』(ボイジャー)などがある。

目次

第1章 メディアは私たちのもの
今、私が取り組んでいる活動を紹介しながら、そこに生じる問題や将来への課題と可能性について語ろうと思う。

第2章 なぜ出版、どうしてデジタル
私のパートナーであった米国ボイジャーの創業者ボブ・スタインについて、一歩踏み込む気持ちで考え方の背景を明らかにしておこう。

第3章 本はどこに向かっていくのか
映画やテレビという私たちが慣れ親しんだ送り手主導のメディアではなく、誰かに与えられるコンテンツから、自分が発信する道をどうやったら拓いていけるのかを問いかけてみたい。

第4章 本とは、ほんとうにただものではない
ブックデザイナーの鈴木一誌さんによる私へのインタビュー記事を収録した。
2010年の夏におこなわれ、その秋に発行された雑誌『d/SIGN』第18号の「電子書籍のデザイン」特集に掲載されたものだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すーさん

25
本はどう変化していくのか。メディア全体で見て、それを考えることができる本。「映画が本になる」というワードが出てくる。気になると思いますが、その意味は本書でご確認ください。2019/04/20

阿部義彦

17
晶文社の本にしては題名の付け方に不満が残りました。著者は過去には季刊紙「本とコンピュータ」のスタッフで津野海太郎さんの元で働いたこともある人ですが、ここでの本とはほぼ電子書籍の事に限られます、エキスパンドブックの苦労話や電子書籍の未来が語られます。まあ、著者の自叙伝的要素もあってかえってそちらの方は、読み応えが有りました。私はパソコン自体持ってないのでエキスパンドブック自体読んだこともないし、スマホでもキンドルとかでは読めるらしいし、実際今スマホで漫画読んでる人は嫌んなるほど居るみたいですが、興味無し。2019/02/25

Mc6ρ助

9
いつの間にか、電子書籍が紙の本の代わりにKindleやらなんやらで読むものと慣らされていた。ワールド・ワイド・ウエブがそこら辺の機能はカバーしてしまったのかもしれないけれど、この本で紹介されているかつてのインタラクティブな要素を盛り込んだCD-ROMのようなしろものはどこへ行ってしまったんだろう。インターネットで手に入る情報はドンドン増えているはずなのにタダで手に入る情報に限界を感じるのは読書子のインターネット・リテラシーの未熟さの故?、ナドナド、いろいろモヤモヤがわいてくる読書体験なのでした。2019/06/22

deerglove

2
残念ながら自分には「これからの本」のイメージが浮かびませんでした。萩野さんがデジタル出版に取り組んでこられた”苦闘の歴史”は、米国ボイジャーとの関わりを含めて非常に興味深いものでしたが、パイオニアやアップルの方針(レーザーディスクやマッキントッシュの仕様変更など)に翻弄される様子は何とも苦々しいものがあり、出版界のムラ意識に阻まれるところも忸怩たるものがあったのでしょう。昨今のネットマンガの興隆をみると、伏兵?は意外なところからやってくるのかもしれないと思います。2019/07/11

m181

2
1992年から、電子書籍事業に従事しているパイオニアの語る、本、電子書籍の可能性はなかなか深いものがありました。彼は、その前はレーザーディスク、映画などの仕事もしており、過去の苦労話しもためになりました。問題は、話題が飛ぶのでついていくのが難しく。好き放題に語っているというところです。もっと、わかりやすく説明しなきゃ。読者のことを考えて欲しかった。内容はいいです。電子書籍の歴史が、ざっと見渡せます。2019/03/05

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