中公新書ラクレ<br> 街間格差 オリンピック後に輝く街、くすむ街

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中公新書ラクレ
街間格差 オリンピック後に輝く街、くすむ街

  • 著者名:牧野知弘【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 中央公論新社(2019/02発売)
  • 天高し!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~10/6)
  • ポイント 225pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121506436

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内容説明

「家を買うなら五輪後」とまことしやかに語られる東京23区。しかしこの瞬間、大きな変化はすでに起こっていた! 不動産事情に詳しく、多くのベストセラーを抱える著者曰く、「働き方改革」に象徴されるライフスタイルの変化に伴い、住まい探しの絶対的価値基準「沿線ブランド」「都心まで○分」が崩壊。各街の“拠点化”が進んだ先に新たな格差が露呈し始めたという。湾岸タワマン、団地、観光地――。東京で暮らすなら、足元に迫る「街間格差」に今すぐ備えよ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

wiki

22
一般論とは違ったセンスで論じてくれるので面白い。にしてもマネーゲーム要素が強くなりすぎている事、良くも悪くも甚大な影響を一般社会に与えている事が、著者の危惧をもっても推し量ることが出来る。不動産には資産性という角度と居住性という角度の二つがある。片方が立てばもう一方が立たないことはしばしばある。実需寄りな意見のため、昨今の過熱した不動産市況に対して冷静に判断する力を与える本だと思う。生活感の有無という視点は特に共感する。ただ、ターミナル駅近辺が価値あるという事は今後も絶対に続くと思う。狙い目は隣駅かな。2019/04/24

奈良 楓

20
・ この「街」は東京23区を指します。 ・ その他地域に住む人は全く実感がわかないと思います。最近自由が丘や代官山を良好することがあったので興味を持って読みました。 ・ オリンピック後はあまり関係ありません。 ・ 不動産を値上がりする資産と考えず、ソフトとして考えていくべき、には納得。2019/06/01

まゆまゆ

16
いずれ東京でも住まい選びの基準が通勤利便性や資産価値といった観点ではなく、街としての価値を重視した選ばれ方になるのではないか、として理由を紹介していく内容。ブランド住宅地と呼ばれる場所はおおむね高台にある、とは理由を思うと納得。既に路線で評価されて、一概に駅に近いといっても住みたい場所として選ばれないらしい。2019/06/13

Yutaka Matsuzawa

13
都内に住む場合の提案。✱2020年を境に東京の街はどのように変化するのか?✱街を属性ごとに分類し、住むを前提にした考察。✱同じ区内でも輝く街・くすむ街。「格差」という煽りワードを使うのがあざといが、交通利便性や資産価値で住む街を選ぶのではなく、自分のモノサシでその街で暮らす意味を考えようという主張がいい。東京に住む予定はないが、都内歩きが好きな者として、東京を形作る河川、道路、地下鉄の説明や、街の特徴解説は参考になり、今後歩く時の視点が変わりそうだ。〇 2019/02/10

ベローチェのひととき

11
東京23区内で東京オリンピック後に輝く街くすむ街と書いてあった紹介文にそそられて読んでみた。著者は不動産関連の仕事に携わっているとのことで、街についての見解がとても興味深く面白かった。現在は通勤に便利な駅がある街が人気となっているが、今後は働き方改革が進み、個人の価値観に合わせた街選びが主流になってくるだろうとのことだった。思っていたより、内容に引きずりこまれました。2019/01/21

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