内容説明
更屋恭一郎は、造園業を営む祖父の家で生まれた。夫を亡くした母が実家に戻ったからだ。この家には、祖母と母の妹たち──歯科医と結婚した次女、骨董屋を営み、双子兄弟と結婚した双子の三女四女、数学教師になった五女、電機メーカーの御曹司と結婚した六女、水商売をしていた七女。画家になった八女──と、住み込みで働く男たちもいる。恭一郎が見た、この大家族の悲喜交々とは?『東京バンドワゴン』シリーズの著者が描く家族小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
54
8人姉妹とは恐れいった。余程男の子が欲しかったのだろう。昭和ってそんな時代さ。父も母も、爺さんだって上と下の年齢差もこんなものだし・・。ただ更屋家の皆さん才能が無いと言ってもそれなりの幸せを全員掴んでおられる。これは前世の功徳もほのめかしているのかも。こういう人生を歩ませてもらえた叔母たち、きっとご両親に感謝されていることでしょう。なんか小路さんの作品としては羨ましがらせの感も無きにしも非ずでした(;´∀`)。2022/01/03
はるき
34
淡々と綴られる小路節に、いつのまにか引き込まれてついつい読んでしまう。どこの家族にも秘密があって、それを踏まえたうえで家族をやっているのだ。2019/02/20
はる
28
7人の叔母さんたちについて説明していたら1冊が終わってしまったっていう感じ。長かった、、 双子の叔母さんたちの骨董屋さんの話が1番好き2022/06/25
み
27
う〜ん、途中から斜め読み(^^;この作家さんなのに、好みでなく残念なり。2021/02/11
らび
26
小路先生の作品はシリーズ物以外だとこういうのに当たる。だからなんなんだ???2019/03/13