写真を紡ぐキーワード123 ― 写真史から学ぶ撮影表現

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写真を紡ぐキーワード123 ― 写真史から学ぶ撮影表現

  • 著者名:大和田良
  • 価格 ¥2,546(本体¥2,315)
  • インプレス(2019/02発売)
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  • ISBN:9784295005728

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内容説明

※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

本書は、写真にまつわるさまざまな知識、写真家、被写体に関する「123のキーワード」を知ることで、写真への理解が深まり、もっと写真が楽しくなる本です。現代まで受け継がれる優れた写真家、良い作品に触れることは、日常の撮影で新しい気付きやヒントにつながるはずです。本書は、いわゆる写真入門書や撮影テクニックガイドとは異なるアプローチで写真を捉えており、これらの「+α」の1冊としても活用できます。各キーワードの解説は見開き、もしくは1ページ単位でテンポ良く読める体裁。気になるところから読み進めることができます。内容は大きく「写真史」「写真表現」の2つに分類されています。写真史は、主に写真家をキーワードにして写真史の大綱をまとめ、作品やその制作意図、歴史的意義をできるだけ平易に解説します。引用文献の図版を豊富に掲載しながら、多くの写真家に触れていきます。一方、写真表現は、場所、事柄、現象など、写真の被写体となる単語をキーワードに、写真表現や技術について著者が随想的にまとめています。 ※紙書籍の付録の「数字シール」は電子版には収録されておりませんのでご了承ください。

目次

表紙
はじめに
目次
第1章 写真史編
001 写真前史
002 ニエプスとダゲール
003 タルボットとカロタイプ
004 アルビュメンプリント
005 アーチャーとコロジオン湿板写真
006 日本への写真伝来
007 イポリット・バイヤール
008 ティンタイプ
009 ナダール
010 ギュスターヴ・ル=グレイ
011 写真家による探検と冒険
012 マーガレット・キャメロン
013 初期の写真と戦争の記録
014 マイブリッジの動体写真
015 ジュール・マレーのクロノフォトグラフィ
016 アジェと都市の写真
017 ピクトリアリズム
018 スティーグリッツと都市の写真
019 マン・レイ
020 コラージュ、モンタージュ
021 新即物主義
022 カール・ブロスフェルト
023 アウグスト・ザンダー
024 ライカの誕生
025 日本の新興写真
026 アンドレ・ケルテス
027 エドワード・ウェストン
028 アンリ・カルティエ=ブレッソン
029 ラースロー・モホリ=ナジ
030 RAとFSAによる写真プロジェクト
031 ビル・ブラント
032 ロバート・キャパ
033 エドワード・スタイケン
034 アンセル・アダムス
035 マーティン・ムンカッチ
036 アレクサンドル・ロトチェンコ
037 ヴァルター・ベンヤミン
038 セシル・ビートン
039 ジョン・ミリ
040 ウィージー
041 ウィリアム・クライン
042 ロバート・フランク
043 ダイアン・アーバス
044 リチャード・アヴェドン
045 アーヴィング・ペン
046 ウィン・バロック
047 スーザン・ソンタグ『写真論』
048 オットー・シュタイナート
049 デュアン・マイケルズ
050 土門 拳
051 リー・フリードランダー
052 ニュー・トポグラフィックス
053 石元泰博
054 大辻清司
055 細江英公
056 プロヴォーク
057 ウィリアム・エグルストン
058 ニュー・カラー
059 ベッヒャーとタイポロジー
060 ロバート・メイプルソープ
061 ラルフ・ギブソン
062 ロラン・バルト
063 マーシャル・マクルーハン
064 ゲルハルト・リヒター
065 ジェフ・ウォールと映画的写真
066 ベッヒャー・シューレ
067 マイケル・ケンナ
068 ウォルフガング・ティルマンス
069 ライアン・マッギンリー
070 アレック・ソス
第2章 写真表現編
071 手の表情
072 花
073 ジャンプする人
074 機械の目と新しい写真
075 光と影
076 食事の風景
077 鉄道
078 飛行機
079 雪
080 都市のスナップ
081 子供
082 日常
083 犬
084 猫
085 窓際
086 公園
087 海
088 雲
089 建築
090 夕暮れ
091 夜のスナップ
092 夜の風景
093 紅葉
094 出産
095 女性のポートレート
096 男性のポートレート
097 ライブ
098 旅
099 観光写真と風景写真
100 作品制作と商業写真
101 技術習得のための模倣
102 瞬間
103 気配と獲物
104 自動記述
105 化石
106 痕跡
107 時間
108 鏡と窓
109 路地
110 新宿
111 偶然性
112 水上
113 人工風景
114 カーテン
115 祖父
116 肖像
117 デッドパン
118 セルフ・ポートレート
119 樹海
120 雨
121 映り込み
122 多重露光
123 組写真
参考文献一覧
奥付

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobito

0
前半は写真家ごとに略歴や作風などを紹介している。人物中心の説明の為、歴史の流れなどは掴み辛く、歴史の断片的な一面だけを紹介されたような消化不良感が残った。とはいえ多くの写真家を知るキッカケには十分かも。 後半は作品のテーマごとに簡単な解説を交えつつ、その分野で有名な写真家を紹介している。テーマから写真家を知るという事に使え、こちらは非常に有用に感じた。 とはいえ全体的に上澄みをすくうような感じは否めなく、今は手元には置いておきたいが、近い将来は要らなくなりそうだし、買うのは躊躇われる内容にも思えた。2024/08/27

ぼみ

0
写真史概論というよりは、写真史に沿って著者に影響を与えた人物などを紹介した本という感じ。そのため前半の歴史編でピックアップされているキーワードにはやや偏りがあるが、著者の血の通った言葉には説得力があり、わかりやすい。これから写真史を学ぶ人は、ざっくりした写真史の流れを知っておいた上で読むとより理解しやすいかも。作品や関連用語解説が載っているのも親切で、紹介されている写真家の表現方法を著者が模倣したコーナーも面白い。おかげで今まで知らなかった写真家とたくさん出会うことができた。ときどき読み返そうと思う。2020/06/23

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