集英社新書<br> 「通貨」の正体

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集英社新書
「通貨」の正体

  • 著者名:浜矩子【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 集英社(2019/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087210651

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内容説明

通貨を通貨たらしめているものは何なのか? 国家の威信なのか、金(ゴールド)なのか、あるいは……。脆弱な通貨の「正体」を見極めないまま、世界各国は莫大な財政赤字を積み上げ、金融政策を行っている。通貨への信頼を損なうばかりの政策の、その行き詰まりの先に見えてくるのは自国優先の貿易戦争と恐慌。それを避けるための処方箋とは? 世界経済が危険水域に近づくなかの必読の書! 【目次】はじめに/第一章 バラと通貨はどう違う?/第二章 嘆きの通貨、ドルの行方/第三章 ユーロ その混乱の源/第四章 「仮想通貨」の仮装を暴く/第五章 幻の通貨 バンコールが夢見たもの/第六章 人民元は誰のための通貨?/第七章 SDRのフワフワ感/第八章 隠れ基軸通貨 「円」の本当の姿/おわりに

目次

はじめに
第一章 バラと通貨はどう違う?
第二章 嘆きの通貨、ドルの行方
第三章 ユーロ その混乱の源
第四章 「仮想通貨」の仮装を暴く
第五章 幻の通貨 バンコールが夢見たもの
第六章 人民元は誰のための通貨?
第七章 SDRのフワフワ感
第八章 隠れ基軸通貨 「円」の本当の姿
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

paluko

4
経済を学ぶ5冊め、2019年刊。駄洒落(ビットコインはチョビット怪しい)とか、日本円をオペラ「トスカ」のヒロインに例えるとか、SDR(IMFの特別引き出し権)のフワフワ感とか、これ真面目な通貨論じゃなかったの? と驚かされるが、「おわりに」にあるように実は通貨は完全なる「人本位制」の世界。だから感覚が物を言うし、極端にいえば今、この瞬間にでも国民の全員が「(円、人民元etc.)という名前の金属片や紙片には価値なんてない」と信じたら一瞬に通貨の価値はゼロになる…という本質にまで切り込んでいく一冊。続編楽しみ2020/07/20

Hiroki Nishizumi

3
通貨はすべからく仮装である、というところはよく分かった。2019/06/17

yuto

3
前からファンキーな見た目で気になっていた大学教授の本。ちょくちょくボケていたり、例えが秀逸で独特の読みごたえがあった。さて内容だが、「通貨」の正体を探そうということで普段僕らが当たり前のように使っている「通貨」というものの本質に迫っている。読む前に「人々が通貨を通貨として認識すれば通貨じゃね?」と思ったがまさにそのとおりの結論を浜先生も導きだしていた。その文脈では最近話題のビットコインは仮想通貨とされているが、ただの投機対象でしかないように思える。となると通貨の選択はトップダウンが最善かもしれない。2019/03/05

M_Study

2
コロナの影響で世界中がMMTまっしぐらな昨今、通貨の価値はどうなってしまうのか考えるヒントになればと思って読んだが、ちょっと的外れだったようだ。2020/05/30

sutekibito

2
読み終わって、やはり経済は難しい。オペラや落語好きの浜先生独特のユーモアや皮肉は、私自身の修行が必要。2019/08/15

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