集英社文芸単行本<br> トッピング 愛とウズラの卵とで~れえピザ

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集英社文芸単行本
トッピング 愛とウズラの卵とで~れえピザ

  • 著者名:川上健一【著】
  • 価格 ¥1,683(本体¥1,530)
  • 集英社(2019/02発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087711561

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内容説明

「今日は、で~れえ暑いねぇ」。岡山弁が飛び交う奉還町商店街で、雑貨カフェ「セワーネ(岡山弁で大丈夫という意味)」を営んでいるあゆみ。夫の雅彦は毎日大忙しだ。福男になりたくて西大寺裸祭りに参加するものの失神。早く帰宅したいから部長を辞めさせてくれと社長に直訴。妻のためだ。一昨年に発見された乳がん。手術も治療も順調だが心配でならない。雅彦の行動はすべてあゆみを元気づけたい一心からだ。雅彦の愛の“暴走”は日々加速する。そしてある日、雅彦はあゆみのために“で~れえ(すごい)”ことを思いついた!! ユーモラスな筆致ながら、夫婦や家族のあり方を問う、川上ワールド全開のハートウォーミングな家族小説。あなたはここまで妻を愛せますか!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

71
岡山を舞台にした、とても心温まる物語だった。主人公の難波雅彦は、会社勤めで毎日忙しい毎日を送っていた。ある日、妻の歩みに乳がんが見つかり、がんと闘う日々が訪れる。そんなあゆみを喜ばせようと、自分で世界一おいしいピザを作って食べさせようと思い立つ。庭にピザ窯を作る所から始まる。このピザ窯作りが、ひとつのプロジェクトとなっていて面白い。岡山の方言を多用した文章がコミカルで、がんという暗い雰囲気を和らげてくれる。全体として二人の家族愛がストーリーを支えていて、シンプルながら楽しい小説だった。2018/12/23

しょこ

44
帯にあるように…"夫の愛が大暴走!"まさにその通りの作品だった(´艸`*)相思相愛の夫婦で、結婚生活もけっこう長いのに2人のラブラブぶりにはこちらも、で~れぇでれでれ(純喫茶『ひとびと』のマスター意識。笑。)旦那さんの雅彦さんがいつも笑顔ってのはいいね。愛ゆえであっても…数々のここまでの暴走をこれまた笑顔で見守れる沙織さんも素敵。舞台は岡山。味のある岡山弁も、ストーリーに温もりをプラスしてくれました☆2019/03/11

YAKO

32
うわぁ💦💦 読むのに時間かかりました😅 図書館に予約してた時はわかってたと思う🤔 けど、読み始めは気づいてなくて、あれ? ん? 地元? まさか岡山😳✨ってびっくり。裸祭りとか奉還町とか牛窓とか、本で読めるなんて♫ しかも岡山弁がいっぱいで、皆さん分かるのか心配になっちゃいました😅 で、内容ですが、奥様のあゆみさんの為に、次々と頑張る笑顔いっぱいの雅彦さん😊 そして愛情のピザ✨ 途中、ゆったり進むストーリーに、読み止まりそうでしたが、最後まで読んで良かったです✨2019/04/08

keith

27
ガンで闘病中の妻のために、世界で一番うまいピザを作ろうと奮闘する夫の話。潔いほどベタ惚れです。表紙の雰囲気もいいですね。けど、妻も息子に何でも話したらいいという訳ではないと思うけどなあ。2019/02/07

あー

15
辛辣なレビューも多かったけど、この本好きだわ。少し泣きそうになったり、夫の大暴走に笑ったり、楽しんだ。できる事なら人に食べさせる前に、試作しておいて欲しかった。2019/11/17

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