内容説明
人生いたる所に咲く、みずみずしい感性、極上のエスプリ。ユーモア精神に富み、会社の同僚から「川柳に向いているかも」と常々言われていた著者が、還暦の定年を機に川柳をはじめ本領発揮。傘寿の節目に、これまでに発表した句を纏めた待望の一書。
20年の間に川柳三昧の日々から、自分の体調と相談しながらマイペースに川柳を楽しむ日常へと変わってきた著者。日々の暮らしで感じる喜怒哀楽を深く、前向きに見つめ、十七音に昇華している。
警察犬シャネル5番に横を向き
少し貧しいくらいがいいと父が言う
まだいけるもう一度だけ犬を飼う
近所ではとてもいい人逮捕され
ゲートボール立ち見している定年後
ときどきは正しい時刻確かめる
目覚めたら岸が変わってるといいね
渋滞の因をなしたる取り締まり
枯れそうになるとせっせと本を読む
思いのほか長く生きそうあしからず
目次
第一章 空の色にも
第二章 花の色にも
第三章 風の色にも
あとがき
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