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内容説明
ベストセラー『定年後』の著者が贈る「日本版ライフシフト」。自身も50代でサラリーマンから作家という「もう一人の自分」をつくった著者が、「働き方改革」が叫ばれるいま、真のワークライフバランスを伝授。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hatayan
39
『定年後』『左遷論』の著者が会社員の後半戦を実りあるものにする方法を提案。 一つの組織に長く勤めると右肩上がりの成長志向の働き方は壁に突き当たり「こころの定年」状態を迎える。きっかけがいわゆる挫折や不遇であったとしても、会社の自分とは違う、これはと決めた趣味や副業を嗜むもう一人の自分を作り始めることはできないか。会社の枠組みから離れることで主体的な人生設計が可能になり、定年後の人生設計にも余裕が生まれるとします。 接する相手や場によって自分を使い分ける平野啓一郎氏の「分人」の概念と重なるところがあります。2020/03/29
すいへい
8
「こころの定年」を迎えた人がどうするかを知りたくて読む。会社の持つ機能やメリットを生かしつつ、主体的に仕事するんだな。2021/11/10
suu
6
会社員として働きつつ、もうひとつ別に自分を作る。 一定の給料を貰えるし、経験も積めるし、独立するなら土台も作れるからたしかにそっちのほうが長い目で見て良いなと感じた。 日本で生きていくならまだまだ会社員という肩書きは安心されるだろうし。 100年長いな〜と思いつつ、最近は時間ってあっという間だな〜と思うこともあるので、焦らずとも考えて行動しよう。2019/08/30
じん
6
一流大学→一流企業→順調に昇格→40代半ばから『うつ病』で3度の長期休職→平社員→定年→地元女子大の教授、な方。ま、健康でガンバロー。※人生の後半が輝くためには、サラリーマンのうちから周到な準備をしておく必要がある。p9※2019/08/28
すうさん
6
最近「働き方」がよく話題になる。働く人の大半はサラリーマンなので、60歳や65歳での定年という身分の停止をどのように考え、人生の岐路になって残りの人生をどう生きるのか。また今いる会社とのスタンスがテーマである。定年や還暦というタイミングで、「もう一人の自分」を想定しておかないと、ただただ不安になる。それまでの企業人生の中でいろいろな出来事をがあったはずだが、それを「ギフト」だと思えば見方が変わる。私達は「変化への対応」は簡単にできない。私は自分の人生を「受け入れること」で変化に対応していこうと思っている。2019/03/29