新潮文庫<br> 東京カジノパラダイス(新潮文庫)

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新潮文庫
東京カジノパラダイス(新潮文庫)

  • 著者名:楡周平【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 新潮社(2019/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101335773

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内容説明

カジノ計画が動き出した東京。元商社マンの杉田義英は、その運営権を獲得したカイザー社に転職。プロジェクトマネージャーのオリバーが、ジャパニーズカジノ成功の秘策は「飲む・打つ・買う」と確信、遊び好きの彼を見込んだのだ。杉田は、世界の超VIPが金を落とす夢のカジノを実現すべく、切れ者でミステリアスな美女・柏木とともに掟破りの作戦に奔走する! 『ラストフロンティア』改題。(解説・香山二三郎)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

309
ライトバージョンの楡周平。話自体はかなり面白かった。「飛びっきりの屑」という主人公杉田がもっと笑わせてくれるのかと予想したが、女性にだらしないだけで割とそこそこのサラリーマン。面白いのはジャパニーズカジノとして丁半を持ってきたアイデアと、その実現に向けての事業部との交渉や、妙にリアリティをまぶしてパチンコ業界も絡めた、カジノオープンまでの四苦八苦。柏木など、ガッチリとキャラ立ちした人物もいる反面、杉田の屑っぷりの中途半端さや、GGのギャンブル中毒設定の掘り下げ不足etc、緩く書いたなと思わせる一面もある。2020/03/26

mr.lupin

53
東京のお台場にカジノができる。そのカジノの運営会社に転職してきた元商社マンの杉田。杉田は世界の超VIP達が金を落とす夢のカジノを実現すべく、同僚の美女柏木と共に奔走して行く。思ったより真面目な話でもう少し弾ける部分があればもっと楽しめたかな~ 内容的には可もなく不可もなくって感じの一冊だった。☆☆☆★★2019/10/03

Walhalla

39
東京にオープンするというカジノを運営する会社のお話です。楡修平さんの作品らしく、単なるお仕事小説に留まらず、経済小説の側面が濃かったですね。ビジネスとして考えた時のカジノの在り方を描くシーンがありますが、パチンコや公営ギャンブルの実態や、そこで甘い汁を吸う官僚への批判もしつつ、マネーロンダリングの危険性などの問題点もきちんと指摘されていて、真面目に面白かったです。2019/09/02

ゆかり

22
IR法案について考えるきっかけに購入。勉強になりました。少々読みづらい部分もあったものの、設定の良さと個性強めのキャラクターに助けられ、愉しく読了です。2019/01/01

モーモー

13
日本初のカジノを台場でスタートするまでの物語。カジノを成功させるには、収益の7割を稼ぐ海外富裕層の誘致が必要不可欠であり、日本独自のカジノを模索する。 税収はほしいけど公営ギャンブルの既得権益を守るため、参入障壁になる官僚の皆様方。 丁半賭場上を日本独自のカジノにする作者の構想力は凄いっす。2023/06/16

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