内容説明
1985年のプラザ合意に震えた経団連は、日米経済摩擦や税制改革に、どう対応したのか? 財界人脈から政策委員会の動き、会長人事まで、奥の院で展開された力学のすべてを追う……。財界首脳陣のホンネを探りだし、知られざる経団連の内部を初めて明かすドキュメント。バブル経済を操った、財界総本山の真相に迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
3
地獄がやっと終わった。まさに目クソ鼻クソで、ブラックジャーナリスト(佐高)と幇間(本所)を比べると、そりゃブラックジャーナリストの方がまだマシである。下には下がいるものだ。薄っぺらい内容を367頁にも長々と引き伸ばすにはどうしても著者の思想を書かざるを得ず、それや文章力の稚拙さ(「〜以前に」と書くべき所を「〜以前、」と書く)も相俟って、どうもこの本所次郎というのはバカなんじゃないかと疑い始めたが、「実のところ私は無思想な人間である。というよりソ連邦崩壊の以前から、右翼や左翼の思想の分かれ目がどこにあるのか2022/07/16