内容説明
天地の始まりと、八百万と称される個性的な神々。魅力的でときに恐ろしい、古事記とも日本書紀とも異なる日本古代神話を巡り、風土記研究をもとに綴る「日本古代神話概観」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おの
9
ふと手に取り。思ってたんと違った。ラフな気持ちで手に取ったが、かなり上級者向けと感じる。2024/02/13
Oltmk
5
風土記の記述を元に、日本神話の二大史料である日本書紀・古事記などに記される事が無かった古代日本の神々や、それらを信奉した古代日本の氏族などを追及した書籍。中国神話のような纏まりの存在しない神話のカオスがかって日本神話の世界でもかつてあった事が分かる書籍で、久々に興奮して読む事が出来た書籍であった。 記紀には登場するが古事記においてのみその概念を知る事が出来る荒ぶる神や、神話の世界での鬼の概念の追及などを行っており、日本神話の世界を知りたい人にとって必ず読んで欲しい書籍だと思います。2019/05/27