内容説明
人間のポジティブな思考の大切さを説いた自己啓発書は数多くあるが、本書は細胞生物学者が科学的にそれを証明した画期的な本。遺伝子やDNAが私たちの生体機能をコントロールしているのではなく、細胞の「外側」からやってくるシグナルがDNAをコントロールしているという。さらに、私たちが抱く思考は、肯定的なものも否定的なものも強力なメッセージを発していて、それらも細胞をコントロールしていることを示してくれる。本書は生物学はもちろん、量子物理学における最新の研究をも統合して、驚くべき成果を提示した。私たちの思考とは、自分の肉体をも変えうる無限の可能性を持っているということである。著者の画期的な研究は、エピジェネティクスという新しい生物学の端緒を開き、科学とスピリット(魂)の橋渡しに貢献している。ユーモアあふれる語り口と適切な喩えで、難しい生物学の話をわかりやすく教えてくれる本である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さと
49
中途半端なスピリチュアル本や精神論だけに頼る自己啓発本よりずっとわかりやすく面白い。細胞生物学者でありながら細胞のメカニズムだけでなく宇宙の本質である愛の存在を伝えている。医者や製薬会社の権威や特権を奪いかねない理論だが科学と非科学との大きな溝が埋まりつつあると感じずにはいられない。遺伝子は単なる設計図、全ては建築業者にあたる環境次第、その環境を細胞がいかに認識するかにかかる。つまり、起きたことをどう捉えるかによって人生は決まる。しかし、肯定的思考だけでは不十分で、潜在意識と意識の密接な関係にも言及…2022/02/04
デビっちん
33
再読。科学原理主義で行き詰まってしまった人は、非科学的な世界への橋渡しにどうぞ。医学や生物学を中心とした科学から、物理学、細胞研究の発見を転換点として、スピリチュアルな領域に足を踏み入れるという内容です。生物の細胞は環境から情報を読み取り形を変え、細胞が変われば人生が変わることがロジカルに説明されていました。逆を考えれば、細胞の感受性を高くできれば環境のエネルギーを察知できるってことだと思います。+細胞を活性化させるためにできることは?2017/08/04
Kikuyo
20
人間の身体を単に生化学的な機械として見るのではなく、細胞、遺伝子、細胞膜、思考、意識に関して、人間が何によって成り立っているかについてスピリチュアル寄りな内容。タイトルがちょっと違う感じ。 人生には潜在意識という副操縦士がいる。人間は他の種よりも学習能力が極めて進化しており子供の時に潜在意識にダウンロードするように学ぶ。 自分の考え方を変えるよう訓練しないと、なかなか理解していくのは難しい分野。2018/05/08
出世八五郎
16
人の心や記憶は何処にあるのか?原題 "The Biology of Belief" 直訳“信念の生物学”。細胞の知性は細胞膜にあり、レセプター=受とエフェクター=反応がセットにして心としている。身体の異変が局所的に起きた場合、もし、猛獣に襲われたら、身体は局所的異変より神経系統の働きを優位にする。これは不具合重視にした場合、猛獣に襲われたら意味がないから。この点を重視して身体の不調も思考の力で克服できるとするが、その具体的な方法は掲載されていない。ただ、ロブ・ウィリアムズのPSYCH-Kが紹介されている。2018/01/13
手押し戦車
16
普段、考えてることが現実化する。思考はすべて把握することは出来ないけど、自分の感情で現在感じてる思考の状態がわかる。毎日、自分の感情が現実を作り出してる。自分の思考が細胞に影響を与え感情に影響を与える。細胞は生まれ変わるまでに思考の影響が出てくる。ネガティブな感情が出た時には即、切り替えることで細胞が活発になって前向きな言動、考えに変わり、行動が変わってくる。毎日6万回の思考が発生している。自分が一番意識していることが自分の目の前に出て来るように細胞がプログラミングされて行く2015/03/09
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