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内容説明
直木賞作家、野坂昭如と水木しげるの貴重な競演、「異色文芸シリーズ」を収録。とある島の奇妙な風習に翻弄されるエリート教員を描いた表題作「糞神島」など、「漫画アクション」掲載の奇想漫画20作品を結集。哀愁漂う人生模様を、独自のユーモアと風刺を交えて大人の娯楽を描き出す! ★解説「水木しげるの存在は唯一無二である。」野坂昭如(作家)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
48
もう一度追悼、水木しげる&野坂昭如。という事で、本書は野坂昭如原作の『異色文芸シリーズ』6篇からスタート。解説も野坂である。今この時期に読むに相応しい本であった。『異色文芸シリーズ』ではやはり『野坂昭如の本』に収録された『マッチ売りの少女』が群を抜いている。悲惨過ぎる女の一生。哀し過ぎてファンタジーの域になる典型である。そしてやはり表題作『糞神島』、本当に全編ウンコだらけの汚い話である。深いテーマがあるような気もするが、多分水木さんは、ゲラゲラニタニタ笑いながら描いたのではないだろうか?。一読の価値あり。2016/01/11
ホームズ
20
前半はあまり好みではなかった。色々面白い部分もあるけど、ちょっと成人向けな感じが微妙かな。後半は楽しんで読めた。2015/04/23
ぐうぐう
20
野坂昭如の小説を原作とした「異色文芸シリーズ」を含めた全集74巻。野坂のエロティックな作風と、水木のとぼけた画風はマッチしそうにないが、いざ読んでみると、猥雑な雰囲気が実にうまく表現されているのに驚いた。全集をここまで読み進めてきて思うのは、水木のジャンルを越境した懐の深さだ。水木に描けないものは、きっとない。2015/04/09
軍縮地球市民shinshin
6
双葉社の『週刊漫画アクション』に掲載された作品が中心になっている。水木の成人向け漫画は風刺がよく効いていて、かつ猥雑な雰囲気を醸し出す作品が多い。2015/04/11
本よみお
2
図書館にて。パラパラと。表題とタイトル気になったのを読んだ。『一杯のコーヒーから』がお気に入り。2024/04/23