想定外の人体解剖学

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想定外の人体解剖学

  • 著者名:坂井建雄
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  • ステレオサウンド(2019/02発売)
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  • ISBN:9784777952922

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内容説明

「鳥肌は進化の名残り、もはや人にはいらない機能」
「ハイテクな脳も自分の痛みには気付けない」
「胃は実は必要ない!?」
「大きいおっぱいはただのムダ」―。
どんなコンピューターよりも優れた脳、声帯を振動させて声を発することができる喉など、私たちのからだは実によくできています。
しかし! 進化が進む中で、私たちのからだが想定していなかった様々なことが起きた結果なのか、前述のような「この機能はもはやいらないのでは?」「なぜこんな構造になってしまったの?」というふしぎな部分もあります。
そんな神秘なからだの中を覗いてみてはいかがでしょうか。



表紙
はじめに
序章 人間のからだはすごい
目次
第一章 実は不便で情けない? 想定外のなぞシステム
ハイテクな脳も、自分の痛みには気付けない!?
精巣は、外に付いているから痛い思いをする
肩はたくましいけど、骨の仕組みは弱っちい
肺は自分一人では膨らまない
自律神経は全然思い通りになってくれない
膵臓は五臓六腑に入れなかったかわいそうな臓器
腎臓はいったん壊れると復活できない
耳がなくても音は聞こえる
食べものをノドに詰まらせるのは人間だけ
人類にとって血糖値を下げるのは想定外だった
胃は必要ない!?
からだの中で迷子になる液体たちがいる
骨は骨折に気付かない鈍感なやつ
「よく噛んで食べなさい!」は消化に意味なし!?
鳥肌はもはや人にはいらない機能
吸った空気の3分の1は、実は使われていない
尿道が短い女性は膀胱炎の危険性大
同じ色を見続けるといつか眼がバカになる
小指と薬指はなぜか仲良し過ぎる
皮膚は熱過ぎても冷た過ぎても痛く感じる
筋肉は実力の半分も出していない
防御力が高い脳もアルコールには勝てない
苦い薬をせっかく飲んでも全部効くわけではない
脾臓は切られても問題ない?
臓器たちの魂の叫びがここにある! 珠玉の名言集
第二章 なぜそうなった? 想定外のムダシステム
初対決は必ず負ける!? 白血球は敵の弱点を知らないと戦えない
歯の種は、一生でたったの2回しか登場しない
記憶力は1回覚えたくらいじゃ良くならない
大きいおっぱいはただのムダ
痛みの中にはムダなものもある?
大腸は消化能力0だから、菌が不可欠
かき氷の“頭キーン”は、神経がテンパっているだけ
食べものは温度によって味が変わる
眼には見えない部分が存在するが、脳が勝手に捏造して補っていた
スネは誰にも守られない、かわいそうな存在
コラーゲンを食べても肌はプルプルにならない!?
耳の奥をいちいち開かないと飛行機での“耳がツーン”はなくならない
鼻はとてもデリケートなお姫様キャラ
おいしい! と感じるためには、味覚だけじゃ足りない
達人じゃなくても、動きを封じるには指1本で十分
脳は一番の大食い! しかも、食べたものを貯める機能がない
姿勢が悪いと軟骨が犠牲になる
色の濃いサングラスは眼に悪いってホント?
ほぼほぼ人体解剖図
第三章 やっぱりからだはよくできていた! 想定内のスゴいシステム
手と足の違いが人類進化のカギだった!
我慢したオナラはちゃんと口から出ていた
免疫細胞は小腸でスパルタ訓練を受けている
腎臓はからだの中のバランスを保つ調整役
眼には手ブレ防止機能が付いている
オシッコはペットボトル1本分ぐらいまでなら我慢できる
心臓は自力で動けるできたヤツ
脳の指示は待たない! 臨機応変王・脊髄
親指には筋肉が8つも付いている
音が音階で聞こえるのは、耳がそれぞれの音を聞き分けているから
眼が2つあるおかげで、広い視野で立体的に見える
あの海賊王のように伸びまくる子宮
胃は3日で元気100倍に!
耳は音を聞くだけじゃない! からだのバランスも保っている
お坊さんの足がしびれないのは変幻自在な動脈のおかげ
腸は“良い加減”に収まる変幻自在の魔術師
肝臓は一人何役もこなす万能選手
人類は住む環境に合わせて進化してきた
ゲップは胃にとっての救世主
腎臓は臓器の中で一番進化したスーパー秀才くん

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

99
人体のしくみと各臓器や脳などについてさらりと解説した本。イラストでわかりやすいが子供向でも読めるようにしてあるのだろう。豆知識として読む本。しかし、よくよく考えてみると臓器にしても体の仕組みにしても自分で確認できないとは不思議なものだ。異常がわかるように熱が出たり脈拍が早くなったりするぼだろうけども・・・もし人間の体がスケルトンだったらどうだろう。今よりずっと健康に気をつかうだろうし、ずっと恥ずかしがり屋になっていたと思う。^^図書館本2021/12/15

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

40
精緻な人体も見方を変えると実はちょっと情けなかったり、残念だったりする。そういう部分にスポットをあてて紹介した1冊。想定外のなぞシステム、想定外のムダシステム、想定内のスゴイシステムと3つの章に分かれている。そして、見開き1ページにつき1項目。右ページにはかわいらしいイラスト、左ページにはわかりやすい解説。「食べ物をノドにつまらせるのは人間だけ」「親指には筋肉が8つもついている」「胃は3日で元気100倍」など初めて知ったなあ。これらは、果たして進化の過程か、退化の過程かどっちなのだろう?2019/08/04

たまきら

28
進化の上で不要と判断され、その結果現代の生活で不具合を起こしていることを紹介している部分がとても面白かった。娘さんと笑いながら読みました。2019/10/25

タナカ電子出版

23
この本はわかりやすく書かれた、身体の雑学医療本です。小学生を対象に書かれています。身体について興味のある子供にはぜひ読んでほしい本です。 私が好きなところは見開きで タイトル 解説 うんちく イラストと位置を載せているのでとても読みやすいです。ただイラストがかわいいので本のタイトルに解剖学とつけるには、かなり大きく出た印象です。2018/12/19

zoe

22
子供から「どうして、何故」と聞かれた時に一緒に読んだらいい本。割合とか、長さ、大きさとかを定量的に記載しているので分かり易い。といいながら、子供が読むには難しいこともありそう。人間が統合されたシステムである以上、自分たちがどの様に成り立っているのかは、知りたくなるものだと思います。自分が子供の頃は、人の解剖図は、気持ち悪いし怖いものでしたが、イラストがこんな漫画なら気持ち悪くなかったかもと思います。2020/02/23

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