内容説明
絶滅種再生や人工知能、ブラックホールにゾンビまで。
映画から科学の最前線が見えてくる!
「デロリアン」は理論的に可能?――バック・トゥ・ザ・フューチャー
遺伝子操作で賢いサルは作れる?――猿の惑星
人間の行動を変える病原体が存在する――28日後…
カンフーを脳にインストールする方法はある?――マトリックス
火星旅行が健康に与える影響は?――オデッセイ
絶滅種の再生は原理的には可能――ジュラシック・パーク
……などなど!
初歩からわかるあっぱれな解説で、映画の世界が、現実の科学者の挑戦(と危険な実験!)や、私たちの日常へと結びついていく。
『エイリアン』『猿の惑星』から『インターステラー』『エクス・マキナ』まで、新旧名作SF映画の科学に正面から切り込んだ、笑いも無駄に詳しい知識も満載の一冊。
映画よりも面白い!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rosetta
26
10本のSF映画からテーマを決めて最新科学の知見を、アメリカンジョークたっぷりに披露してくれる楽しい読み物。『28日後』ではパンデミックからウイルスの話に繋がるがコロナを予想していたかのよう。まあここで出てくる凶悪なウイルスに比べたらコロナなんて話題にするのも馬鹿らしいほど小させえ小いせえ。10本のうち7本観ていたので成績は悪くないと思う笑。『オデッセイ』『ジュラシックパーク』『インターステラー』『猿の惑星』『バックトゥーザフューチャー』『マトリックス』『ガタカ』『エクスマキナ』『エイリアン』2023/03/18
宇宙猫
18
★★ 書いてる時点で最新だったんだろうが、日本で照頃には最新でなくなってる残念な本。題材はおもしろいけど映画の話はこじつけっぽい。2019/04/24
ao
6
本書は筆者のリックとマイケルの掛け合いをお供にSF映画の科学要素を解説する。思いのほか真面目に科学について解説していて驚いた。有名な映画を導入にして、最新科学を紹介することがメインの本らしい。登場する映画についても少し解説があるので知らなくても問題なし。2人の皮肉たっぷり仲の良い?やり取りもアクセントになっていて良かった。2022/07/07
tetsubun1000mg
6
海外SF映画で、かなりの人が見ていると思われる超大作が 現代の科学で説明できるのか? 将来的に実現可能なのか?などをライター、ジャーナリストが解説する内容です。 「オデッセイ」「ジュラシック・パーク」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「マトリックス」などが題材で、映画で見たことが有りストーリーも大まかに覚えていることもあって、興味ある解説をしてくれます。 しかし、タイムマシンの原理となるワームフォールやブラックホールの説明は、私には理解不能でした。 解らないなりにジョーク混じりの会話文は楽しいですよ。2018/12/23
臓物ちゃん
5
ハリウッド映画を題材に科学の最先端を面白おかしく紹介する、良質な科学解説書。「インターステラー」とか「エクス・マキナ」とか、最近はきちんとした科学者が考証に関わってるSF映画が多くて嬉しいんだけど、「アルマゲドン」みたいな大味で雑な映画もまた味なのでどっちも絶えるな。科学だけでなく「マイケル・クライトンは自分を批判した記者をキンタマの小さな男として自らの小説に登場させた」など映画ウンチクも素敵。オススメの一冊。2019/02/10