内容説明
あやかし、幽霊といった人ではないモノが視える高校生・新城孝春は、あることをきっかけにトイレに潜むあやかし、通称花子さんと出会う。高校に入学し新生活を始めた孝春は、様々なあやかしと出会うのだが、彼らのことは謎だらけ。孝春はその不思議を解決するため、あやかしの事は何でも知っている花子さんに相談をすると、とある条件を出されることになる――。見習い陰陽師の少年と「あやかし探偵」の花子さんが織りなす、あやかし日常ほっこり短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
36
【Kindle】あやかしが視える陰陽師の家の末裔男子新城孝春が学校のトイレに出没する花子さん(孝春が命名)に助けられてあやかし関係の問題を解決する話し。平家物語等を調べて花子さんの正体を探っていく最終話が面白かった。こんなに長い女同士の確執を生んだのは、平清盛が全部悪いんじゃないの😅花子さんが仏御前の子を攫うだけでなく殺めていたら、花子さんは自責のあまり心が壊れて鬼か悪霊になってたのかしら🤔2023/04/19
しぇん
22
KindleUnlimitedで。特に凄い事件が起きるわけでないですが、ちょっとした事件があやかし絡みで起きている感じです。解決してるのか?とか疑問を感じつつ読んでましたが、まぁ、そういう話なんでしょう。最後の花子さんの招待関係の話は思ったより壮大で驚きました2023/01/09
IRIE
22
【ゲラ】大好きなあやかし系! 学校のトイレに美貌を持つ花子さん?!陰陽師見習いの新城は、花子さんに助けられたことをきっかけに仲良くなる。ラストそういう話になるのかとちょっとびっくりでした! 大きな盛り上がりがなくゆるゆる進むあたりが、少し残念でした(><)2019/04/13
kei302
12
陰陽師を継ぐのを嫌がっている高校生:新城孝春のお節介ぶりが楽しい。古文の先生が教育実習生だったときの想い人の話がよかった。残された百人一首にしんみり。守他人“祇園さん”を待つ加治木さんとの話も好み。『あやかし見える あるある』で盛り上がったと書いてあるが、具体的には?と、突っ込みを入れたくなった。「猫ちゃんがしゃべれるなんて~」加治木さんに同意です。私もお話ししてみたい。あやかしものは多数出ていますが、この作品は私の中では高ポイント。孝春の今後も気になります。NetGalleyJP2019/05/29
悠
8
あやかし物は本当に好きだなぁと再確認する(笑) 祖父に比べ才が無いと思っている高校生陰陽師と、人の身で有りながら冒した罪の後悔からあやかしになった花子さん(仮名)のお話です。楽しく読ませていただきました。2023/02/11