マイナビ出版ファン文庫<br> 河童の懸場帖(かけばちょう) 東京「物ノ怪(もののけ)」訪問録 ~零れ桜にさよならを~

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マイナビ出版ファン文庫
河童の懸場帖(かけばちょう) 東京「物ノ怪(もののけ)」訪問録 ~零れ桜にさよならを~

  • ISBN:9784839968489

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内容説明

あやかしにしか分からない悲しみがある。人気シリーズ第3弾!

顔良し、性格良し、おまけに仕事もデキる――中折れ帽がトレードマークの河野は、ニワトコ薬局で働くやり手販売員だ。
しかし、本当の姿は「河童」!?街に棲む神様や妖怪にも薬を売り、健康相談に乗る。
一緒に販売ルートを回る麻里は、会社で唯一河野の正体を知る理解者だ。

彼の様子に違和感を覚え、穏やかな彼が珍しく喧嘩したことを知った麻里は、原因を知るため事情通の百目鬼を訪ねるが……?

◎目次
プロローグ どうか泣くなと、あなたは言った
第一章 妖怪も、喧嘩はするしメタボに悩むし寝不足にもなる
第二章 百々目鬼の悪趣味に、アラヤマツミはしかめ面
第三章 大蝦蟇カフェであやかし会議
第四章 山童をおともに、彼の故郷で探し物
第五章 最後に、あなたの顔が見たい
エピローグ 失われた桜を、心の中で咲かせよう
あとがき

◎著者
桔梗 楓(ききょう・かえで)
娯楽小説を中心に物書きを営む。趣味はコンシューマーゲームと、レジン製作。ドライブ旅行は年数回のお楽しみ。15年『コンカツ!』でアルファポリス第8回恋愛小説大賞にて大賞を受賞し、16年にデビュー。同年「ツアープランはサスペンス」で第2回お仕事小説コン優秀賞を受賞し、翌年受賞作を改題した『おいしい逃走(ツアー)! 東京発京都行~謎の箱と、 SA(サービスエリア)グルメ食べ歩き~』を出版。著書に『河童の懸場帖 東京「物ノ怪」訪問録』シリーズ、『猫神主人のばけねこカフェ』他。

◎カバーイラスト
冬臣(ふゆおみ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みどり

11
これにて一件落着、というところなのでしょうが、 今回もやはり重たい話なのにどこかユーモラスで心温まる話に仕上がっています。 直近に「京極先生」(それも河童)読んだのでなんとなく、逆にほっとするというか(笑) 人だろうが、妖怪だろうが、神様だろうが少なくとも日本人の原風景ってのはあるんだろうな、と思います。 2020/08/14

ゆうひ

5
Kindle Unlimitedで読了。シリーズ3作目は百百目鬼という新しい妖怪が登場。そして河野が祟りに堕ちる…⁈というなかなかのピンチ。河野は祟り化して、その間の麻里の活躍の話が中心。妖怪や人外の人間との隔たりを感じて切ない話。2021/01/03

さくら

3
今回も良き話しでした。ハッピーエンドは読み終わった後の心地よさが好きです。時代がどんどん機械や電子化しても、日本人として大切にしなきゃいけない思いを気づかせてくれるお話です。あと、今回、表紙にある赤い傘の美形が気になったのですが、読んで「こいつかー!!Σ( ̄□ ̄;)」となりました。こいつとか言っちゃダメですよね…(笑)2019/07/28

てみさま

2
切なかったり、シリアスな話だったりするのだけど、登場するあやかしたちが個性的でわちゃわちゃしているので、楽しく読めるよね。2023/10/25

ふふふ

2
最後なのかな? きれいなイラストで楽しめました。もうちょっと掘り下げられそうですけど、やはり皿が出てる設定はやめた方がよかったような。雪河が学校行くのに皿あったらダメでは?妖怪住民票ないと行けなさそう、とツッコミいれちゃいます。昔のようにもっと妖怪を身近に感じたいが、最近河童はUMA扱いに近い気がする。私は信じてますけど。2022/08/19

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