内容説明
どんな病気なの? 親はどう対応したらいいの? 社会的支援はどう受けたらいいの? 「症状が軽い場合、発達障害の存在に誰も気付かないまま大人になってしまう子供たちが居ます。そうした子供たちは、18歳くらいになると、大きな問題に直面します。ひとり暮らしや仕事を始めたとたん、生活が破綻し、挫折してしまうことも。場合によってはうつになったりします。子供と大人のあいだには、生活状況にそれほど大きな差があるということです。子供として家庭や学校生活を幸福に送るのと、社会に出てひとりで生活を成り立たせるのとでは、ハードルの高さが違うのです」(はじめにより)失敗しないように世話を焼き、一生面倒を見るのではなく、本人がライフスキルを身につけて就業し、自立して生きていくために、家族はどのように寄り添い支えたらいいのか……。進学や就職を機に発覚しやすいこの障害の特徴と家族のかかわり方、サポートの仕方がよくわかる本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さり
13
ミライon図書館 おもしろそう まだ読んでない2025/02/15
かたばみ
3
小中高となにも問題なく見えているが、大学進学で初めての一人暮らし、就職先でのトラブルなのではじめてわかる大人の発達障害。具体的な支援方法があり、わかりやすい。2021/01/31
しょう
2
自閉症の方と接する機会があったので入門書として読んでみました。ざっくりまとめると自閉症の方は人に対してあまり興味関心が湧かず、想像力に欠けているため、人間関係を構築するのが難しいといったところでしょうか。著者の方も言っている通り、障害を持つ持たないに関わらず、人は皆欠点を抱えて生きていると思います。それを支え合うことで社会が成り立っているのでしょう。障害を持つ人でも社会に参加出来るように制度が整っていく一方で、社会を構成する一人一人にとって今までの当たり前から少し外れた人を許容出来るかは課題とも思う。2021/04/14
ぷりたかま
2
★★★★2021/02/09
こけ
1
大人になってから判明したASDならではの困りごとがわかる本。家族、特に親が読むべきもの。2022/11/13