- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
日本の企業の大半を占める「中小企業」。しかも、今後の成長が望めない「成熟業種」、あるいは「衰退業種」と呼ばれる業界に身を置く企業であっても、「驚くほどの好業績を上げ、世界すら狙える」方法論が存在する。それが、「経済的に成長しながら、事業を通じて社会問題の解決を目指す中小企業」――インパクトカンパニーへの進化だ。一見、ベンチャーや社会的起業のようだが、大きな違いは「既存事業をベースに」新しい事業を生み出すというプロセスだ。既存事業をある方法論を元に進化させることで、未来から求められる企業へと生まれ変わり、好業績を上げ続け、さらには世界進出すら現実になってくるのだ。 ●世界的プラットフォームを築き上げたリサイクル企業 ●国内外から美容師が学びに来る美容室 ●億を超える資金を短期間で集める飲食店……本書にはそんな事例が多数、掲載されている。神田昌典が20年を経てたどり着いた究極の企業論!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
25
海鮮居酒屋SABARは、クラウドファンディングを使って、目標の3500万円を集めた。この資金で、次々と店をオープンすることができた。もう一つは、サバの養殖、名付けてクラウド漁業に取り組んだ。そこで、右田氏が考えたのは、小さなサバを生きたまま買い取り、鮮魚として流通できる大きさになるまで畜養すること。養殖から始めて販売まで携わる「サバのSPAモデル」を作ることだ。こうして、漁業者が小さな魚を買い取ってもらったほうが儲かると思うような仕組みができれば、漁業者の協力が得られ、天然の資源が守れると考えたのである。2019/03/18
Yuma Usui
17
経済的に成長しながら同時に、事業を通じて社会問題の解決を目指す中小企業を「インパクトカンパニー」として事例を多数紹介している。クラウドファンディングに成功したトロ鯖のお店や、北海道の地域通貨の話は興味をそそられた。神話など多くの人に語り継がれる話を仕事に活かすために活用したPASONAの法則は何かと使えそう。2019/03/04
名言紹介屋ぼんぷ
10
『リスクなのは、 世界が大きく変わろうとしている流れにあらがい、 過去に留まろうとすることだ。』2023/09/26
hiyu
6
「成熟業種」や「衰退業種」と呼ばれる企業であっても、「驚くほどの好業績を上げ、世界すら狙える」方法論の紹介及び実践方法について指摘である。相変わらずのスッキリした内容。ちょっと気になる、やってみようかと思わせてくれる。ウルトラマンとポケモンは言い得て妙である。2019/08/30
超読@小説も読める速読
6
読み始めた当初は、成功事例が載っているビジネス本だと思っていたが、この本の魅力は後半。 基本だが、考えることがどうしても後回しにがちになるウェブマーケティングとライティングの重要性を気づかせてくれる一冊。 ■7分で読了 ■1分21,400文字2019/02/15