内容説明
藤井聡太七段も「3月のライオン」の桐山零もこうだった!
こども将棋教室を10年間主催する高野秀行六段が、将棋がなぜこどもの頭をよくするか、心を強くするかについて具体的に指南するのが本書です。
将棋は敗者が「負けました」と言って決着がつく唯一のゲーム。
その「負けました」が育む思いやりの心、言い訳グセをなくす責任感、膨大な選択肢から最善手を選ぶことで得られる、玉石混交の情報から選択して決断する力、そして最初から最後まで1人でやり抜くことで、長い人生を生き抜くための自立心が培われます。
情緒豊かで、人望を集める魅力的な大人になるための体験、それが将棋の素晴らしさです。
将棋を始めたこどもの目覚ましい成長に驚く「親からの声」も収録。脱・偏差値時代、「察する力」が未来を拓く!
落語家・春風亭昇太さん絶賛!!!
【著者プロフィール】
高野秀行(たかの・ひでゆき)
日本将棋連盟六段。
1972年神奈川県横浜市出身。98年プロ棋士となる。棋士として活躍するのみならず、テレビで将棋番組の解説者をつとめる。2008年から、東京・世田谷区で、子どもたちに向けた将棋教室をはじめ、たくさんのこどもたちに将棋を教えてきている。また、明治大学、國學院大学で講座も持つ。
発行:ワニ・プラス
発売:ワニブックス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
80
なるほど、将棋って人を育てる競技なのですね。著者が子どもに将棋教室を始めて10年間、子どもたちから教わったことの方が多かったと述べておられます。セルフジャッジで「負けました」で終わる唯一無二の競技。将棋の指し手は10の220乗もある。「待つのも将棋のうちだから」。将棋の3手思考は、自分、相手、自分。これって世の中みんなそう。藤井聡太二冠も幼い頃から負けると号泣していたらしい。悔し涙を流せる幸せ。大人になると負けても理由をこじつけて、悔し涙を流すこともないよな。子どもと関わることの喜びをこの本に感じました。2020/09/26
ひなぎく ゆうこ
15
盤面をじっと見つめ自分の力で局面を切り開こうとする姿は、本当にかっこいいです。2020/09/01
BEAN STARK
7
常に道を選びながら玉を詰ますというゴールに向かっていくという意味で、将棋は人生に似ている。人生は選択の連続。最善の道を見つける力が備わる。「泣く子は育つ」藤井聡太七段は幼い頃から天才として有名でしたが、負けると号泣することで知られていた。子どもが将棋に負けて泣くのは、負けた自分が許せないから。2019/01/04
siomin
0
将棋は爺さんがやるもののはずが,最近はお子さんも将棋を始めることがあります。実際のこども向け将棋教室を主宰するプロ棋士が本書。勝ち負けも大事だが,そこに至るまでのプロセスが大事だし,結果として負けても,負けを認めることが重要だし,勝っても驕ってはいけない。こどもが将棋を始めるならば,親も将棋をやってみるのも良いではないか。私は将棋は小学生で止まっていたものの,30年以上ぶりに将棋に取り組んでいるけど,やはり将棋は奥深い。2023/08/12
力丸
0
これまで老人および陰キャ御用達のホビーの扱いであったが藤井棋士の活躍より一気に潮目が変わり再び脚光を浴びる時代となった。確かにいろいろメリットありますよね。決して損にはなりません。小生も時々ではありますが詰将棋で遊んでおります。2023/01/29
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