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内容説明
17年半にわたってアメリカのマサチューセッツ州ヴァレー禅堂で住持をつとめた著者が、道元禅師の言葉を引用しながら、わかりやすくその心を解説。
さらに骨格や身体のしくみから坐禅の方法を詳説し、坐禅に関するあらゆる疑問に明確な答えを与えてくれる。坐禅に興味があるすべての人の必読書。
さらに、各章に付随した 臨済宗僧侶、整体、ヨーガ、気功、身体感覚の指導者との対談が深みを添えている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミー子
4
仏教3.0の鼎談を読んで目からウロコだったので、藤田一照師のこの本も読んでみた。坐禅をする上で、とても役立つ本。坐禅の指南本で、これほど分かりやすく具体的で、かつ深く、自身の探究と経験に基づいた僧侶による本は、なかなか無いと思う。2020/05/17
マウンテンゴリラ
2
これまでにも仏教関連の本には興味があり、それなりに読んできたが、実践を伴わない、仏教理解については、常に限界を感じてきた。本書は、坐禅に対する、実践指南書であり、坐禅の真髄、と言っても目標として追いかけるものでも無い、その奥深さ、さらには仏教の奥深さを感じさせてくれるものでもあった。とは言う私などはその無限とも言える世界に、大いなる救いがあると感じるのみで、その果実を味わうには全く至っていないと、白状せざるを得ない。また、そのような救いを求めること自体が、そもそも坐禅への向き合い方として、→(2) 2023/02/07
よしき
2
やっと読み終えた。 身体の感覚として理解したかったので、ゆっくり大切に読みました。2019/05/21
飲酒男性本を読む
1
やはり自分の座禅への向き合い方は間違っていなかったという感動を覚えつつ、骨盤がとか関節がとかレクチャーを読んでもよく分からないので、ストレッチメインの座禅的なワークショップに参加したほうが良いな。本には書いていなかったけど、座禅の心持ちを得た人には、生きているすべての時間が座禅になるのだろう。作為的ではないが今の自分そのものではなく、とはいえ本質主義的ではないどこか虚ろな「自然」への回帰を目指す試み。「何の役にも立たないのが座禅」。ルールを守った次にすることはルールを忘れること。2025/07/24
えだまめ
1
藤田さんとこの本の出会いは、これからの人生を過ごしていく上での、大切な心のあり方、考え方のヒントを沢山教えてくれた。転機にしたいと思う。 坐禅、坐ることはそれをすることで何かの利得を得ようとするちっぽけな心の動機からではない。じっとすることで自分の生命に向きあうこと。ただ坐る。 2025/03/16