内容説明
殺人探偵の異名をとる綾辻行人は、その危険な異能のために異能特務課の新人エージェント・辻村深月の監視を受ける身だ。
綾辻はある殺人事件の解決を依頼されるが、その裏では宿敵・京極夏彦が糸を引いていて……!?
「文庫版のためのあとがき」を書き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
虚と紅羽
20
単行本で読了済。 後書き見たさと文庫版の読みやすい大きさの誘惑に負けました。2019/03/02
Yuri
16
本屋さんでサブタイトル見て即買い。アニメもコミックも全くノータッチですが、そちらも面白そう。 京極さんが京極さん過ぎて、もー最強。面白過ぎます。 ちょっとした思い違いでしたが、そのおかげ?で、トリックの仕掛け部分に気付いてしまいました。2019/07/17
シアン
12
綾辻行人と京極夏彦の戦い。綾辻の助手には辻村深月。現役作家なので、新鮮。個々の作品の特徴がチラホラ見られるのは嬉しい。でも探偵社との接点がなかったのは残念。江戸川乱歩との推理対決とか見てみたい。2019/05/13
綾紗
11
綾辻京極両先生の作品のファンなので、読むのは少し複雑だった。辻村先生の著書は未読。鳥口、久保、匣、うぶめ、檸檬爆弾、中也、館殺人が匂わされている等、読んでいてニヤニヤが止まらなかった。序盤は読み進みにくかったが、それを過ぎれば一気に読める。文スト同様、作家本人や著書を知らなくても楽しる、しかし知っていると更に面白くできている。内容はミステリ慣れしていないと繋がりにくい部分もあるように感じた。殺人探偵綾辻も好きだが、妖術師京極が本当にすごい。胎児からすごい。完結後を想像しても面白い作品。2019/06/26
風鈴
10
四六版で既読してたので、1日1章ずつ、ゆっくりと読み進めていきました。その分、綾辻の葛藤とか京極のことについて、ゆっくり考えることができました。四六版にあったカラー口絵がなくなっていたのは残念ですが、本編にいつ登場してくれるかなーと、ワクワクしてしまいます。2019/03/25