内容説明
・東大生が身につけている必須教養「経営学」を、わかりやすく解説。
・10時間で東大4年分の講義の内容がざっと理解できます。
・「経営管理」から「意思決定」「事業戦略」「マーケティング論」「広告論」「イノベーション」など、ビジネスマンに必須の経営学的知識を、
その考え方が生まれた起源から優しく説き起こし、誰でもその概念をつかむことができる一冊。
・学生はもちろん、新入社員も管理職も必ず身につけておきたい、経営学の基礎20項目。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅん
11
経営や管理の論がどのように登場しては無効化されていったか。経営論史を一挙にまとめたような本。マズローの欲求段階説は1970年代に否定されているのは知らなかった。金銭的報酬が内発的な動機を阻害する話が面白い。もともと好きでやっていた仕事に金銭の報酬が加わる。すると、次第に金銭報酬なしにはその仕事が楽しめなくなる。嫌がらせをする子供に、金を与えつつ少しずつ減らすことで嫌がらせをなくしたというユダヤ人の話とともに印象深い。「こんなことで「破壊的」と言われてもねぇ…」にような軽口のディスが結構出てくる。2023/04/18
Schuhschnabel
5
本命は経済学の方だったのだが、横に置いてあったのと、周りがやたらとマーケティングとうるさいのでついでに読んでみた。政策介入も効果の検証が難しいが、経営理論の場合は介入対象の異質性がより大きく、かつ情報を入手することが難しいという点で、自然科学のような理論と実証の繰り返しによる進歩は難しいように感じた。2019/12/12
ドットジェピー
4
難しかったです2022/11/12
SHIsho
3
本当にざっとした感じでまとめられていたが経営学初心者の私でも楽しめる面白い本でした。専門用語の説明がなかったりして苦労も少しありましたが、経営戦略、マーケティング戦略においてなにが重要視されているか、ビジネスを成功させるために会社をどう組織していくかが重要であることを学び、そこから現在に至る経営組織論の流れがざっと知識として身につけられたのでとりあえず満足です。今後のニュースの見方がどう変わっていくかに期待です。 2019/11/11
Paraiso☆ミ
2
経営理論に対して皮肉っぽい記載が散見されるので、何を読まされているのだろう、と思いながら読み進むことに。あとがきに「皮肉っぽさ」の背景が書かれてますので、まずあとがきを読んでから通読するか判断してもいいかもしれません。この本のお陰で「経営学については当面深入りしないでおこう」と思えるようにはなりました。MBAを取った友人に「仕事で役に立ちそう?」と聞いたら、「全く役に立たない」と断言していたのはこういうことか、と思いました。2023/05/12