内容説明
世界の終わりは突然始まった。黒の海が大地を沈め、無数の「口」が全てを食い尽くしてゆく。この終末から逃れ、天国のような孤島に着いた少女らは、しかしそこでも海の彼方に「口」どもを見た。絶望までの時間を静かに暮らす中、彼女らは謎めいた漂着者らを助ける。だがそれは結果として、嘘と裏切りに満ちた殺し合いの始まりとなってしまった。魔女は、そして生き延びるべきは誰か? 終末をかける少女らの超絶論理!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
九月猫
60
読んでみたかったまほろさん。文体に癖があるとかくどいとか、いろいろ聞いて(読んで)いたのだけど、いやぁ本当にクセの強い(苦笑)。 なのになぜかすらすら読める不思議文体。途中で苦手な方向にいったのでお休みを挟んだけど、それがなければきっとノンストップ。天国に一番近そうな美しい島と口の化け物が迫る恐怖、嘘の吐けない少女たちの親密さ。ミステリということを忘れてのめるように読んでいたので、解答篇は面白かったけどロジックを楽しむなら最初の1冊はこれじゃない方がよかったのかな。ラストシーンがすごく好き。2019/03/16
たか
55
終末世界を舞台にした特殊設定ミステリ。 最初の設定から、全く意味が分からないままに読み進めると、徐々に絶海の孤島に取り残された少女たちの中に紛れ込んだバケモノを見つけ出すミステリだと分かる。 方丈貴恵の『孤島の来訪者』に少し似てる。 少女たちはある理由によって『嘘が付けない』一方で、人間に擬態するバケモノだけが嘘を言うことができる。この設定をめぐるロジカルな議論が『読者への挑戦状』付きで展開される。 会話がやたら冗長で、話しが遅々として進まないので、そのせいかストーリー展開が読めてしまう。C評価2023/01/14
koma-inu
51
世界の終末から逃れ、孤島に着いた6人の少女。「嘘がつけない」中、少女に擬態した悪魔だけが「嘘をつく」。読者への挑戦ありの、ファンタジー仕立て犯人探しミステリです。ラスト100ページの解決編は大量の伏線回収で、そもそも謎がどこに仕込まれていたかも私は気づいておらず、感嘆しました。探偵役少女が語る「125箇所ある文中のヒント」は具体的に示されないため、再読しないと^^;。美しくも涙誘うラストも印象的で、ロジック・キャラ・ストーリーが秀逸に絡んだ、傑作です。2022/01/08
雪紫
49
再読。やっぱりロジックも百合要素もまほろ節全開。誰がいつ悪魔になったか、真相覚えてるからこそ、仕込まれた伏線の束がやばい・・・。しかし、あのラスト好きだし尊いけど、姉妹編出るからこそ気になって来た・・・。2021/07/19
よしぱん
44
★4 違うってば、女子高生目当てで読んだわけじゃないって。こう見えてロジックガン詰めミステリなんだわ。世界の終わりから絶海の孤島に飛ばされた少女たち、基本的に嘘をつけないはずが、この中の誰かは嘘をつけるバケモノが擬態している。嘘つきなバケモノは誰?!ていうね。確かにちょいエロ要素あるけど、百合な描写もあるけど、最終的には論理論理論理で天国のドアをノックする読後感。ちょうどたまたま図書館にこの3部作が並んで置いてあったもんでね、続いて次作も行っちゃう。2022/12/10
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