光文社新書<br> 死にゆく人の心に寄りそう~医療と宗教の間のケア~

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光文社新書
死にゆく人の心に寄りそう~医療と宗教の間のケア~

  • 著者名:玉置妙憂
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 光文社(2019/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334043919

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内容説明

「今は昔と違って死が身近でなく、経験値がありません。親しい人の死に接することで積めたはずの経験がありませんから、あらかじめ少し学んでおく必要があります。」――死の間際、人の体と心はどう変わるのか? 自宅での看取りに必要なことは? 現役看護師の女性僧侶が語る、平穏で幸福な在宅死を迎える方法と、残される家族に必要な心の準備。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tulip

65
大切な家族も、友人も、もちろんいつかは死ぬ。その間際に驚いてあたふたしないように、心の準備が出来るように、読んでおくのをおすすめします。12年ほど前に義母が亡くなりましたが、その数日前からの看護師さん同士のアイコンタクト、その後の変化等、今になって理解しました。今はどうかわかりませんが、ギリギリまでどういう状態かは告げられなかったので慌てました。その前に死にゆく人の話をそばで聞いて、本人が心の整理をしていくのを見守ることで、穏やかな旅立ちへの支えになればいいなあ。2021/10/06

そら

55
とてつもなく荷が重いです。看護師として死んでゆく人々を見てきた著者でさえ、自分の夫の終末期には誤った判断を犯しそうになったり、死後は「自分が夫の死を早めてしまったでは」と自責の念にかられたりして、心が激しく乱れるばかりだったとのこと。「「死」というものをきれいごとのオブラートに包んで、食べることのできない飾りにしてしまうのではなく、やはり「死」は怖くて、嫌で、哀れで、悲しいものだと、それをそのまましっかり味わうことを許される看取りの場と文化を取り戻したいと思っております」←あとがきの一文2021/01/14

なごめ

47
いつからか、誰にでも訪れる死が、自分たちとは無縁のようになっていて、「その時」が来ると慌てふためき、可能な限りの医療を施そうとする。本人が望まなくても…。「死」を「着地」と表す、看護師にて、僧侶の著者。自らの経験と、行動力に裏打ちされた本書は、「生と死」を余すことなく教えてくれました。2020/08/08

ジュン

40
看護師さんとしてたくさんの方の最期を看取った経験があり、ガンを患っておられるご主人を在宅看護で看取る経験をなさった方。医療現場の実情や人生の終焉を迎える人たちにも詳しく、また愛する家族を看取った本人でもあり、その経験からの言葉は本当に勉強になりました。きっと在宅で患者さんを見守る家族には本当に参考になると思います。家族なら本当にこれが最善なのか迷いますが、どんな決断をしたとしても、その時の最善なのだと思うしかないと優しく包み込んでくれる本なので、気持ちが少し軽くなる。2024/08/16

shincha

32
高齢の両親と同居。数年前に脳梗塞で倒れ、週に3回の透析をしている父親の面倒を見ているのは、母親。まさに老老介護。本当は本書のように皆で死について話しをするべきとは思うが、こちらから切り出すのは何となく憚れる。父親が元気のないとき、母は、せっかく作ったのに…とか、食べないから元気にならない…とか言って責めている。それ聞いて小生が母を叱っている。正に本書の内容にあるように。ダメだと思いながらも声が大きくなってしまう。図書館本であるが、早々に注文し、家族皆んなで読みます。臨床宗教師について調べてみます。2020/10/07

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