内容説明
東南アジア諸国は、文化的、社会的多様性を持ち、また被植民地の経験も有する。多くの国は、国民統合のための教育、英語教育、宗教教育、多文化教育に力点を置いている。そうした特色を持つ東南アジア諸国の教育が世界の開発途上国におけるモデルを提供し得るのではないかと考え科研費研究(平成25~27年度)を行った。その際、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシアの教育を主な対象とした。その後、シンガポール、ベトナム、ラオスの研究者も加わり、各国のモデルになり得る教育を分析研究した。
本書の第1部は、東南アジアの共通教育、第2部は各国のハブ・モデルと呼べる教育開発を究明した。ボーイスカウト活動(タイ)、女子・女性教育(マレーシア)、教員研修制度(シンガポール、インドネシア)、RECSAMの課題(SEAMEO)などである。これらの教育開発のモデル性を検討した結果、「教育開発の多様な先進型モデル」と呼ぶことができると指摘した。
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