内容説明
東日本大震災の被災地で人々は何を思い、どう暮らしているのか――。
中日新聞は、震災後3年目から「3年目の被災地から」「4年目」「5年目」の副題でほぼ毎月、記者が被災地を歩き、その姿を切りとってきました。本書は、その連載から21の物語を選り抜いたものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
百太
27
やはり、遺族の気持ちが解る話は、泣きそうになります。2017/05/01
タルシル📖ヨムノスキー
20
ラノベの王道〝転生モノ〟から東日本大震災のドキュメンタリーへ。この節操のなさ。それが私。それはともかくこの本は中日新聞が2013年から2015年に連載していた記事から厳選し、21篇をまとめたもの。新聞に連載されていたというだけあって、なんというか落ち着いた文体。華美な表現がない分心に染みる。この本を手に取ったキッカケは、知り合いが〝風の電話〟という映画を紹介してくれたこと。〝風の電話〟、〝漂流ポスト・・・。やっぱり知らない事ばかり。最近よく考えるのが、「このコロナ禍で大地震が来たら・・・」。文庫化熱望!2020/10/22
attsun
3
感動ものではなく本当に淡々と被災地被災者の様子が書かれている。タイトルはうまくつけているなと。まさにしずかにみんな悲しみを抱えて前を向いている。前を向かないと壊れるんじゃないかと。胸が苦しくなりながらなかなか進まないページをめくった。2017/01/18
Makoto Yamaguchi
2
東日本大震災。5年たった今だからこそ、私たちはきちんと、見つめ直さなければならない。大地震、原発事故、津波。それらが「日常」を奪ったのは間違いない。人間の無力さを、全国民が味わったはず。ただ、この本には、希望、歩み、そういう言葉がよく似合う。体験していない自分だからこそ、言えることなのかもしれないが、一歩ずつ前へ進んでいる人もいる。我々は、その事実も知らなければならない。それを教えてくれた1冊。そして、中日新聞記者の伝える気概も感じられた。思いのこもった文章ほど私たちに問いかけるものは多い。2016/05/30
Akihiko Kimura
0
大きなニュース報道より、こうして個々に焦点を当てた取材の方が、震災被害の本質が伝わって来るね。そしてなにより、力強く前を向いている人の努力に敬服します。2017/02/12
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