内容説明
「聞こえない世界」に生まれ、血のにじむような努力の末、習得した言葉と口話。「聞こえる世界」との狭間で、もがき苦しんだ少女時代。
あくまで口話にこだわる母親との葛藤、社会への絶望、自暴自棄と虚無の時間の中、自分の喉をつぶしてしまおうとまで考えた著者が、ダンスに出会い、表現者として生きる道を発見するまでの心の軌跡を余すところなく吐露した感動の書。著者の真摯でパワフルな生き方に、勇気と希望が湧いてくると、評判の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒木 素弓
5
生まれつき耳が聴こえない著者が、聴こえる人と難聴者、ろう者の間での心の揺れ動きつつも、自分の道を見出し突き進んでいく実話です。親友が難聴者なので、その子の人生とオーバーラップしました。どんな障害があっても中身は同じ人間です。伝えたいと言う気持ちがあれば、聴こえなくたって言語が違ったって伝わるんだと、この本と同様私も心からそう思っています。そうは言っても、人は100%解りあえることはありません。50%通じたらいいじゃないか…その言葉にホッとしました。 だから、この本の言わんとするところが、すーーっと心に入っ2011/05/01
さと
1
この本読んで人生変わったこの本出会ってなかったら今の私はいない2017/02/22