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内容説明
もうすぐ中流層のほとんどが下流層に転落する時代が必然的にやってくる。世界中で大量発生してくる「新下流層」によって次の経済成長が始まる。だったら、あなたが下流層に転落しないためには、この方法しかない…! 「格差の歴史」を学べば、お金の増やし方がわかる! 転落しないために知りたい、21世紀のお金の基本法則。
目次
富の食物連鎖
現代社会の格差
資本主義と搾取の仕組み
サラリーマンのための資本論
資本家から見た「仕事消滅」
新下流層拡大へ向かう世界
21世紀の投資理論
お金の新しい基本法則
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ポロン
41
加速する国内の資本主義において、今の感染症が多大な影響を与えることは、GDPの下げを見て認識するはずが、業界的に格差が広がる様をニュースで見るだけに終わる。富裕層の地位を維持するためだけの株価操作に、近年の個人投資家が少なからず関与していると思っていたが、さにあらず。国内の株価変動は外国人投資家の思惑により変動する。格差や階級と揶揄すること自体、時代の流れの中で市井の生活に勤しむことに愚直に向き合うことへの不満と不安が垣間見れる気がする。ITの流れが社会を変える実感をコロナ禍で得られないのは残念で仕方ない2021/05/25
Cambel
26
資本主義経済は、資本家が労働者から搾取する仕組みで、まるで食物連鎖のような無慈悲さがある。株主目線では、労働者からの搾取がうまく行ってる会社ほど価値ある会社、とか言われると、目から鱗だ。そして、ピラミッドの頂点の資本家に富が吸い上げられて格差拡大。この仕組みは社会の価値観がまるっきり変わる相転移が起きない限り続くだろうとのこと。それなら、庶民も資産運用も始めて少しでも資本家側に近づいておくことが必要か。年が明けてから同業者の人もにいさNISAとかiDecoとかに興味を持ち始めてるのも、時代の流れかも。2021/02/13
hk
25
「生産性の向上とは、言い換えれば、搾取率の引き上げである」 この気付きへと辿り着けたのが本書最大の収穫だ。 どういうことか? 生産性の向上とは、1人の労働者がその企業で創り出す付加価値の増加だ。例えば1000万の賃金で働いている労働者が2000万円の稼ぎを企業にもたらしているとしよう。この場合搾取率は50%だ。この労働者の賃金が1000万円で横ばいのまま、企業にもたらす稼ぎが1億円になったとする。この時生産性は5倍になった。そして搾取率も90%に引きあがっている。という風に生産性と搾取率は同期符合するのだ2019/10/03
はる坊
24
①経済格差が大きくなる理由②金融資本、資本家、新下流層③資本家の視点を知りたい人向け④グローバル化とAIにより世界の経済格差はどんどん大きくなり、超富裕層と新下流層しかいなくなる。そうなった世界で、どうやって生き残っていくのか。本書では、その理由とその世界の生き残り方を解説している。その仕組みを理解するには、資本家の視点が大切である。より儲けるためには、どうすればよいか。そう考えれば世の中の見え方が変わる。2020/04/08
ねこ
21
すべての中流家庭は貧困化する。キャッチーなスタートで始まった。キーワードは3つで富のグローバル化、人工知能がもたらす人的資本価値の縮小、新下流層の激増。なかなか興味深い。また、「社員」「経営者」「投資家」と階級があり金の取り分の明らかな虚構があるとの指摘。なるほど。1番納得できたのは日本の若者はデフレが進行し年収180万でもスマホとコンビニとユニクロとスタバがあれば楽しい生活を送れるとあった。…が私は若くはないし、貧乏は子どもの頃、十分味わったので早速、金融資本をもっと積極的に運用することにする。2021/10/05




