- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
ファクトチェックとは、首相、閣僚、与野党議員、官僚らが国会などで行った発言について、各種資料から事実関係を確認し、正しいかどうかを評価するもの。トランプ政権下の米国メディアで盛んになった、ジャーナリズムの新しい手法である。本書は、朝日新聞でいち早く「ファクトチェック」に取り組んできた南彰と、官房長官会見等で政権を厳しく追及する東京新聞の望月衣塑子がタッグを組んだ、日本の政治を対象にした本格的ファクトチェック本。第二次安倍政権発足後のさまざまな発言を100の項目別に整理し、○、△、×で判定。何が「嘘」で、何がフェイクなのかを明らかにした。平成末期の日本政治を記録する、貴重な資料でもある。【目次】はじめに 望月衣塑子/第一章 森友・加計学園問題/第二章 アベノミクス/第三章 安全保障法制/第四章 憲法・人権・民主主義/第五章 官房長官会見/おわりに 南 彰
目次
はじめに 望月衣塑子
第一章 森友・加計学園問題
第二章 アベノミクス
第三章 安全保障法制
第四章 憲法・人権・民主主義
第五章 官房長官会見
おわりに 南 彰
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カープ坊や
19
息を吐くように嘘を吐く野郎アベ晋三とその取り巻き達の言動をファクトチェック!!! 本来は このようなチェックを新聞やTVがリアルタイムでしっかりと検証して報じてほしいものです。2019/03/12
法水
9
昨年出版された本だけど、今更ながらにこんな嘘と隠蔽と言い逃れに満ちた政権がいまだに続いていることに驚かざるを得ない。しかしどうしてすぐにバレる嘘を懲りもせずにつくのかねぇ。追及しきれていない野党も情けない。2019年版も引き続き出して欲しいけど、2020年はこいつらが早々に政権の座からいなくなって出版の必要がなくなりますように。2019/12/31
こも 旧柏バカ一代
9
◯が真実。△が言葉は正しくても意味が違う、誇張してる。×が嘘。 100のチェックの内、◯3、△31、×66。四捨五入すると7割は嘘!それが最近の政権の報告。2019/03/10
ソウ
8
知らんかったこと忘れてたことも多かった。重要なのは政治的な立ち位置ではなく「事実」。大多数の人々は「パンとサーカス」。他方で、時事情報ちゃんと知っとこうとNHKニュース・大手新聞を熱心に見る・読む層ほど、確証バイアスが強化され「事実」を拒否するようになってるように思う。官房長官の定例記者会見(国会もそうですがTVニュースでは都合よく切り取られていますが)での日々のやりとりをしばらく追って見ていますし、先日の質問制限の通達といい、ホンマ陰湿で卑劣。2019/02/07
Eiki Natori
8
昔の国会を持ち上げるつもりはサラサラないし、当時は当時で批判的に見ていたが、安倍政権以降の国会は嘘、ごまかし、捏造、詭弁、「ご飯論法」がまかり通り、虚偽答弁すら罷免の対象にはならず、むしろ出世するというディストピアである。新聞記者2人で2013年以降の有名な答弁をピックアップし、ファクトチェックした本。当時から言われていた話で、一部クラスタでは語り尽くされた感ある話ばかりであるが、我々普通の人は一度は目を通し、次の選挙で何を行動すべきか考えさせられる本である。 一冊の本になる程の虚偽答弁があるのは… 2018/12/31