内容説明
80歳。
ジャズ喫茶「メグ」閉店。
未だ辿り着けないジャズの奥深さ、
歯痒さを綴るジャズ・エッセイ。
「JAZZ JAPAN」の人気連載「我が愛しのジャズ・アルバム」、待望の書籍化!
ジャズはわからないところがあるからこそ、魅力的な音楽なんだと思う。
探求してみようという気持ちが働き、結局年がいって不明のまま死んでゆく。
死の床でとうとう俺はジャズがわからなかったな、「ワッハハハッ」と笑ってくたばれたら、
これに勝る幸せはないんじゃないか。(本文より)
寺島靖国のジャズ7箇条※●●は本書「まえがき」でご確認ください。
1 自己中心主義でゆこう。自分の耳で聞いてよければそれでいい。
2 「音色」で味わおう。
3 名盤だけではない。●●こそジャズの醍醐味である。
4 まずは良い楽曲ありき。●●至上主義ではつまらない。味気ない。
5 ジャズに疲れたら●●とピアノ・トリオでリラックスしよう。
6 ジャズはファッションである。服装やジャケットのかっこいいものを聴こう。
7 新譜をどん欲に聴いて、心身をリフレッシュさせよう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジャズクラ本
15
名盤・名演に聞き飽きたJAZZ喫茶の親父というのは質が悪い。一般人が聞いたこともないようなミュージシャンを出してきて「この人はいい」と書きたてるから、こっちの出費が嵩んで敵わん。。んで聴いてみると、案外、どこが??ってなる。JAZZほど幅の広いジャンルだと好みが十人十色、千差万別になるのは致し方ないか。。本書のおかげで、また何枚か買ってしまった。文才がある人間のレビュー・紹介本というのは、或る意味罪悪だ。2022/07/18
hideo
14
JAZZディスクのバイヤーズガイド。「メグ」の寺島さん。最初の1冊は、音楽への偏った思い入れが素晴らしかったけど、あとは二番煎じの感が否めない。2018/12/01
かんたろー
3
感無量です。20歳のころからジャズの指南役として読み続けた寺島本も今回が最後です。多分、寺島さんが嫌いなチック・コリア「リターン・トゥ・フォーエヴァー」とハンコック「処女航海」を聞きながら読了。聖地巡礼の吉祥寺「メグ 」も結局行かないまま閉店。残念三唱です。寺島本は、初期のエッセイ風から名盤紹介、オーディオ履歴と変化を続けてきましたが、どれも一応の含蓄を与えてもらいましたが、やはり初期エッセイ風が最高でした。たまたま富士宮戸田書店で発見したMook「丸ごと一冊寺島靖国」に驚喜したのも良い思い出です。2020/04/10
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