内容説明
行け、行け、恭平! 0円ハウス、都市型狩猟採集生活、独立国家の原点がここに。パリ・ロンドン・東京を駆け巡る、著者25~26歳の冒険日記を完全収録。日々のごはんがおいしそうな匂いをたて、本は思想を語り、音楽が本来の音を鳴らす――。読み手の心に生きる喜びを灯す青春の記録。パソコンもなく、風呂もなく、エアコンもなく、文章を書く習慣もなかった著者が、「私・自分・僕」と語り口を変えつつ、まんが喫茶でつづる日記で文章を鍛える。ホームページと自分の本(著作)という分身を手に、偶然のような必然の出会いに導かれるように「どうせうまくいく」の境地で活動の場を広げていく。泣いても笑っても戻ることのないあの頃……、読み手の心にそれぞれの25歳を思わせずにはおかない、最新刊にして、すでに懐かしい一冊。00年代の青春日記としても痛快無比!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaz
2
生々しい生活の記録。日記なので当たり前か。坂口恭平がまだほとんど知られていなかった頃の話。泥臭く一つ一つもがきながら、悩みながら、時にシンパシーを感じる人と出会い、飲んで踊り狂いながら、少しずつ進んでゆく過程が克明に記される。どんな音楽聴いてて、どんな本読んでて、どんな人に影響されたのかがわかる本。2019/06/23
Asakura Arata
2
カオス的生き方に憧れる。怖いもの知らずって得なのかもしれない。2014/03/16
T
1
この本は Kindle Unlimited 登録により、2016/10/28に利用開始しました。 紙の本の価格: ¥ 1,028 Kindle 価格: ¥ 1,028 今まで三宅洋平と坂口恭平の区別がついていなかった。平しか共通点がないけど大口叩く人ってとこも共通点かな?ま、どうでもいい。日本語使うサルだな。2016/11/28
びす子ちゃん
0
2年振りに読んだら、分かることが増えていて、勉強がもっと楽しくなる。歳月、すばらしい。人の日記って本当に面白い。自分も書きたくなる。2016/05/27
石井透雄
0
著者の毎日が映画のようで面白い。明るく出会いに満ちている。他のどの著書よりも等身大の著書の姿に触れられる。自らの弱さを抱えつつも自分なりのアプローチで現実を見つめるその姿勢には生きるヒントが溢れている。2014/12/06