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内容説明
貯金もあり、家もある高齢者がいる一方で、3割の高齢者が家も貯金もゼロであるという。人生後半こそ、格差は広がるのだ。残酷だが、それが事実である。ゆとりある老後に必要なお金は、2600万円とも5000万円ともいわれる。その根拠はどこにあり、実際必要なお金はいくらなのか。また、日本で多い60歳定年というのは、海外では年齢による差別と受け取られていて、定年そのものがない国も多い。なぜ、いまだに日本では60歳定年制が存在するのか。そして今後はどうなるのか。「年金」「資産運用」「遺産」といったお金のことから、「家族との関係」「介護」「知的余生の楽しみ方」まで経済学的に分析する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キク
47
経済格差を表すジニ係数は、現役世代よりも高齢世代の方が大きくなるとのこと。40年間の所得額の差の累計として現れる貯蓄額の差と、納税した年金納税額の差として現れる年金受取額の差が、現役期間の40年と老後20年、合計60年間の複利として現れるから。なかなか気の重い話しですね。、、、とりあえず、コツコツ貯めていこうと思います。2021/08/22
mazda
10
やっぱり副業だよな…。2020/01/19
Go Extreme
1
定年はなぜ存在するのか:定年制の歴史と導入例 経済的な側面から見た定年制、年齢差別禁止法 定年制撤廃を主張する論拠とそれに関する論争 日本の定年制の現状と課題:日本の定年制の現状と、企業・労働者の対応 年金、医療、介護、失業(雇用)という社会保険制度の意義:年金による所得保障 医療と介護による安心の保障 高齢者の生活実態:高齢者の所得・資産格差 遺産を残すかどうか 熟年離婚はできるだけ避けよう 定年後安心して、かつ楽しく生きるには:どこで誰と住むか 誰の支援を受けるか 働かなくなってから人生を楽しむ法2021/10/11
ジム
1
ない人にとっては耳の痛い話。誰に読ませたいのかを考えると、ある人がほくそ笑むために読む本なのかな。あとはしっかり貯めている人くらいか。2019/01/21
くらーく
0
橘木俊詔氏は、学者らしくデータを提示してくれるので良いのだなあ。それ以外の主観部分は、他の定年本と変わらず。まあ、いろいろと書かれていらっしゃいますが、参考になる部分はあまりないねえ。学者と一般人の差かしらねえ。2019/11/16