心臓は語る

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心臓は語る

  • 著者名:南淵明宏
  • 価格 ¥679(本体¥618)
  • PHP研究所(2019/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569632650

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内容説明

運動後に心臓がバクバク、好きな人の前で胸がドキドキ……そんなことでもないかぎり、ほとんど顧みられない私たちの心臓。まじめで文句も言わず1日10万回、80年間働きつづける心臓も、ときには不満を語り出し、狭心症や心筋梗塞、突然死を招く心室細動を起こすことも。うまくつきあわないと、生命の危険にさらされるのだ。「運動や睡眠はほんとうに体にいいのか?」「ストレスは大敵なのか?」といった疑問から、心電図の簡単な見方、医者との賢い接し方まで、第一線の心臓外科医がやさしく解説する入門心臓学。内容例:心臓は「江戸っ子」のようなもの/恐竜の心臓はどうなっていたのだろう?/心臓に記憶はあるのか/「スポーツをやっている人は長生きできない」はほんとうか/「寝起きが悪い」のは当たり前/最高血圧×脈拍で心臓の仕事量を知る/医者に痛みを説明するときのテクニック/除細動器の一般利用を認めるべし/心臓のほんとうの「重み」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

B.J.

6
●心臓は、収縮と拡張を続けているが、心臓は一回一回着実に休息をとっている。⇒心臓は収縮するときには全エネルギーを使うが、その変わりに、拡張期にはまったくエネルギ ーを使わずに、完璧に休んでいる。心臓の拍動一回ごとに完璧にリセットしているために、心臓に疲労は残らない。だから、1日に10万回ずつ80年間連続して働くことが可能。 ●重要なサイン :胸に激しい痛みが30分以上続く場合は、心筋梗塞の疑いがある。すぐに病院にいき、心電図をとってもらうこと。 痛みの場所・持続時間・回数・移動・はじめて? ・・・本文より2020/04/03

氷柱

6
399作目。4月11日から。心臓の教科書。AEDの普及が待たれる云々のくだりにはっとして発刊情報を確認したところ2003年(15年前!)の作品であることが判明した。医者の裏話の部分が個人的には好み。執刀回数を尋ねることで手術慣れしているかどうかがわかったり、レントゲン写真の撮影を要求することで医者の気が引き締まって診断の精度が高まったりなど、医療版ライフハックがちょこちょこ記されている。2018/04/13

Humbaba

3
生まれてからずっと休むことなく働き続けている器官,心臓.しかし,それに関して個人が知っていることというのは思いの外多くない.たとえ診察技術が発達したとしても,そこから得られる情報は完全ではない.実際に実物を見なければわからないことというのも非常にたくさんある.2011/12/08

Kenta Kyoda

0
バチスタつながりで興味をもった。10年前の書籍だが医療は100%ではないことや不明な点は包み隠さず書いてあるし信用がおける一冊だった。2013/10/24

貧家ピー

0
心臓手術のスペシャリスト、他の本を読んで見たかったが、図書館にあった本書をまず借りてみた。「ブラックジャックによろしく」の北三郎のモデルと紹介されている。分からないことはわからないとはっきり書く姿勢は好感が持てた。心臓を出た血液は約13秒で全身を回って戻ってくると書いてあり、先日受けた血管造影剤検査で、造影剤を入れて数秒で頭の中が熱くなりこんなに速く届くのか?と訝っていたが納得できた。著者が心臓に対して愛情や畏敬の念を持っていると感じた。2011/11/16

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