内容説明
夏の海に浮かぶ氷付けの屍体!まっ白な雪原に浮かぶ妖精の足跡!
開けた採石場跡地で発見された奇妙な転落屍体!
不可能犯罪連発の奇想ミステリー劇場開幕!!
警視庁の刑事である小倉亜季。同じく刑事だった亡くなった兄が自宅に匿っていたのは親友でもあり三人を殺害し指名手配犯の久能だった。
兄の遺志を受け継ぎ久能を地下牢に匿ったが、亜季のころになり外界との接点を遮断され暇をもてあました久能は亜季の知る不可解な謎を要求してきた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
散文の詞
160
亡くなった兄が指名手配中の人物を自宅に匿っていたという設定もびっくりだが、それを引き継いだのが、警視庁の女性刑事。何やら曰くがありそうで、面白そうな展開だと思っていたら、その匿われている人物が、安楽椅子探偵の様に事件の真相を言いあてます。 最初は、氷付けの屍体。次は、雪に妖精の足跡。それから、転落屍体。箱の中の死体。 現実感がなさすぎな話の展開と安楽椅子探偵物がスキではなので、よけいにがっかりしました。 最終話もおまけみたいで、本来これがメインになるのでしょうが、まったく感心出来ませんでした。2022/07/25
ダイ@2019.11.2~一時休止
82
連作短編集。安楽椅子もの。なんかタイトルや表紙から思ってたのより軽い感じで進みます。トリックもそれは難しくないかなって感じのも・・・2018/12/26
momi
42
亡き兄の親友は3人を殺害した容疑の指名手配犯!!その親友を匿っていた兄!私は警視庁の刑事!兄の意志を継ぎ彼を匿うことに!おいおい!!おかしな流れから探偵ごっこ?って!指名手配犯と双子の妹と私と…未解決事件の推理が始まります!夏の海で凍り付いていた遺体!落ちてくるはずもない場所に転落死体!この二人突拍子もないアイディアとヒラメキで未解決事件を解決してしまうんだけど…おどろおどろしい表紙絵とタイトルとは大違いッ!文体もかるすぎる!そして話の軸になっている指名手配犯の彼の事件の真相も呆気なくおしまいッ!あぁ〜。2018/12/11
カノコ
39
兄の遺志を継ぎ、殺人犯・久能を自宅に匿う刑事の亜季。外界との繋がりを求める彼のため、未解決事件を話す安楽椅子探偵連作集。シリアルキラーの登場するクローズドサークル物かと思ったのに、タイトルに騙された。夏の海に浮かぶ氷漬けの死体、高い建物のない現場に残された墜落死体など、提起される謎自体は魅力的。なのにイマイチ乗り切れないのは、主人公とその双子の妹に苛々するからか、応酬される論証がそれも荒唐無稽だからか、事件の真相にピンとこないからなのか…。なぜかダンボール中から死体が見つかる「魔術的な芸術」は結構好き。2019/11/27
さっちゃん
35
初読み作家さん。タイトルと表紙の絵からホラー系かと思ったら安楽椅子探偵ものだった。死んだ兄が友人を洋館の地下の檻に匿っていたが、彼は一家殺人の指名手配犯。双子の妹達が、なぜ兄は友人を幽閉していたのか、彼は本当に家族を皆殺しにした犯人なのかという謎を探りながら、彼と一緒に不可解事件の推理をする。設定はミステリ好きにはたまらないが、期待しすぎたのか正直がっかりした。妹達が双子の必要もないし、頭が悪い(笑) 2019/03/27
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