ハヤカワ・ミステリ<br> 拳銃使いの娘

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ハヤカワ・ミステリ
拳銃使いの娘

  • 著者名:ジョーダンハーパー【著】/鈴木恵【訳】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 特価 ¥935(本体¥850)
  • 早川書房(2019/01発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
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  • ISBN:9784150019396

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内容説明

内気な11歳の少女ポリーの前に、収監されているはずの父親が現れた。父の敵がポリーの命を狙っているというのだ。父と出た逃亡の旅路で、ポリーは暴力を知り、盗みを知り、いやおうなしに成長していく。数々の人気ドラマを手がけた脚本家が放つ傑作サスペンス。解説収録/堺三保

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紅はこべ

192
ポケミスはやっぱりこのくらいの厚さが持ち易くて読み易い。ロードノベルであり、少女のビルドゥングスロマンであり、ピカレスクであり。ボニー&クライドのボニーの詩が掲げられているので、父娘版のボニクラでもあるか。娘を守るために戦った父がいつのまにか娘に守られている。本作の名言 〈人は結局のところ、自分以外の誰のものでもないのだ〉その自分をポリーは見つけちゃったね。2019/06/24

海猫

175
犯罪組織に追われる父と娘の逃避行。無骨な文章と独特の雰囲気には味がある。序盤は少し展開が重く、娘・ポリーが徐々に成長しだすとともに、物語にもエンジンが掛かる。最初は距離感のあった親子にも、交流が深まるが、トーンは一定してクール。時折、炸裂する暴力的な場面が刺激的。なかなかに歯ごたえのある一冊。2019/04/11

遥かなる想い

168
2020年このミス海外第2位。 刑務所帰りの 父 ネイトと 娘 ポリーの 逃亡の物語である。「子連れ狼」に影響を 受けたという本書が紡ぐ展開は 少女ポリーの 成長とともに、広がっていく。 視点を変え、場所を変え、父娘の旅を描く… ひどく映像的な ミステリーだった。2020/01/12

Panzer Leader

114
これ一体どんな話と聞かれて、作者本人も答えている通り「レオン」「ペーパー・ムーン」「子連れ狼」を掛け合わせた物語と説明すれば、もうそれ以上語ることはないと思えるほど納得の作品。か弱き11歳の女の子が「拳銃使いの娘」として成長(成長でいいんか?)していくストーリーは読み応えあり。一つ一つの場面が思い浮かべられるほど映像向きで、後日談が読みたいなと思わせるスタイリッシュなハードボイルド小説。2019/11/08

のぶ

113
悲惨な場面から始まった物語だったが、後半に行くに従って暗い雰囲気はなくなり、エンタメとして楽しむことができた。主人子は11歳の少女、ポリー。彼女の前に、刑務所帰りの実の父親ネイトが突然現われた。ネイトはギャングに追われており、妻子ともども処刑命令が出ていた。釈放されるや駆けつけたのだが母親はすでに殺されており、娘の命を救うため、ネイトはポリーを連れて逃亡と復讐の旅に出る。ポリーが健気で作品世界に陰湿さはない。生きるか死ぬかの旅の中でポリーの成長が見られて、父子愛の物語としても面白かった。2019/02/20

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