講談社現代新書<br> 縄文時代の歴史

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紙書籍版価格 ¥1,100
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講談社現代新書
縄文時代の歴史

  • 著者名:山田康弘【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2019/01発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065143681

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内容説明

われわれの中にも縄文人は生きている!? 近年の発掘調査、および科学的な分析技術の飛躍的な発展により、旧来の縄文像は次々に塗り替えられることになった。最新の知見を元に、最も新しい縄文時代像を明らかにする。縄文ブームの今こそ必読。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

s-kozy

58
非常に興味深い「縄文時代」の通史を解説した本。1万年以上続いたとされる縄文時代だが、単一・単調な画一的な文化が長期に亘って存在したのではないのだという。比較的安定的な気候の中で日本列島域の各地方・各地域でそれぞれ個性的な環境適応が起こり、自然の資源化とその利用技術の発達が促された。居住形態は定住生活が採用され、それを支える生業形態・集団構造・精神文化の発達と資源交換ネットワークの発達が継起・連鎖した点にその文化の本質があるとのこと。これが科学的な根拠もある豊富な知見に基づき説得力豊かに述べられている。2019/10/24

南北

55
縄文時代の歴史に関する概説書です。約1万6500年前の土器製作から2350年前頃の灌漑水田稲作までの時代です。著者は縄文時代を「戦後の新しい歴史観によって」作られた「きわめて政治性の高い歴史概念」であるとし、弥生時代・文化によって克服されるべきものとされているが、これ自体が「無理がある」としています。クリ林の育成や漆の採集・海水から塩を作るなどさまざまなことがこの時代に始まったのは驚きでした。ただし土器の製造が世界一古いというのはもう少し強調しても良かったのではないかと思います。2020/02/21

樋口佳之

34
つまり、周堤墓は、従来の縄文時代観によっては捉えることができない、すなわち格差のない平等な社会の産物とは考えにくい構造を持っていたことになるのだ。単純な平等社会ではなく、すでに社会に階層などが存在する「複雑化した社会」であった可能性は高い2019/03/27

おせきはん

24
時期や地域によって人々の生活の様子が異なり、その結果、集落の規模や社会階層化の程度などに多様性が生じた、1万年以上に及ぶ縄文時代の複雑さを理解できました。縄文人を自然と共生した人々と評価する見方に対し、当時は人口が少なく、また、石器により開発を行っていた時代でもあったため、人々による自然からの収奪量よりも自然の回復力が勝っていたとする指摘にも説得力がありました。2019/03/28

mahiro

19
縄文時代と一括りに呼ばれている時代がどれくらいの長さで続き、地域毎に違いを持った物だったかなど比較的わかりやすく描かれている。草創期と早期がとても長くて我々が縄文と言えば思い浮かぶ亀ヶ岡式土器の時代は晩期にさしかかった時だった。また中期の気候の温暖な時代に人口が増え、世界でも余り例の無い大規模な集落が作られた事、墓制の変遷など面白かった。北海道にあるキウス周堤墓がそれほど特異でスケールの大きい物だったとは・・一度行ってみたい。2019/05/15

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