内容説明
日本料理とは何か。その本質を、稀代の日本料理人が料理人志望者に講義するスタイルで明らかにしていく傑作エッセイ。料理の仕組みがわかれば、その楽しみ方も倍増すること請け合い。料理ファン必携!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カザリ
41
料理という味覚に奉仕する技術をとことん意識的に言葉にしようとする姿勢に魅せられる。私は料理の中でも和食がすきで、でもなぜ好きかわからなかったのだけど、実は私はおいしい水が飲み物のなかで一番すきで(笑)、この本の中で石鍋氏というフランス料理のシェフが『日本料理はだしで水をうまく飲ませる技術』と言っていて、驚愕!そうか。私は水をおいしく飲みたかったんだ。。(笑)この著作は料理にかぎらず技術を習得するというある意味暗くて地味な道のりを超えようとしているすべての修行人に励みになる言葉にあふれている。2018/01/15
seu
2
料理に携わる職人の尊さを感じる一冊。日本料理を「国技」と捉え、その文化の保存と伝承に本気で向き合う小山氏の凄みが伝わる。 湯木貞一氏やベルナール・パコー氏らとの対談も素晴らしい。2025/01/10
TOMYTOMY
2
恐るべき職人のメソッド。 もはや人生そのものが料理である。 一度献立のあるお店を訪問したくなる。2019/05/11
dyudyu
2
料理の奥深さ、料理人の心意気を感じた本。一方で、料理『道』って印象があって、近しい感じはしなかったなぁ。やっぱり、新橋サラリーマンのランチと、「日本料理」をつなげて考えちゃいかんのだな。きっと。2013/03/29
こやじ
1
料理人の道に進んでいたら、きっとよい教科書としてたことでしょう。2017/11/09