内容説明
大和(やまと)国の土豪柳生宗厳は、廻国修行中の上泉伊勢守に負かされ、己の未熟を悟る。伊勢守に弟子入りした宗厳は、師より無刀取りの会得を託され、艱難辛苦の末に奥義書四巻を受け継いだ。柳生新陰流の祖、石舟斎こと宗厳。徳川将軍家兵法指南役となり、天下に新陰流の名を轟かせた二代目宗矩。廻国修行で己の剣を磨き流派の深化に努めた三代目十兵衛三厳。偉大なる剣客の実像に迫る長篇歴史小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
70
鳥羽作品にしてはちょっと物足りない作品だったかなかな。2019/05/13
niz001
4
柳生宗厳・柳生宗矩・柳生三厳の三代、『柳生』新陰流の始まりあたりから三厳が死ぬあたりまで。柳生新陰流の有名なエピソードはだいたい入ってるけど、駆け足で深みが足らず物足りない。鬼謀?2019/01/29
いが
3
白い! あまりにも清らかな柳生だった。骨肉の争いも裏柳生もない。戦国時代から泰平の世まで生き残った柳生国衆の歴史。上泉伊勢守から引き継いだ新陰流を世に広めようという曇りのない精神。迫力のある剣戟も読み応えあり。柳生一族の入門書には最適。2021/09/09
Giyaman Teialuji
1
まあまあだなあ。最後はちょっと寂しい。2022/09/22
ちなシケ
0
⭐️⭐️⭐️2019/02/13