内容説明
「抗がん剤抜きでがんが消えた」「がん治療に“革命”が起きた」「子宮頸がんワクチンは強い副作用が多い」「グルコサミンで関節痛が改善」「ビタミンCでかぜを予防」……。ネット時代、病気と治療をめぐる情報は氾濫する一方だ。これらに惑わされず、医学の進歩の恩恵を受け、幸せに長生きするにはどうすればよいか? プロが“科学的根拠の有無”を手掛かりに秘訣を伝授する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
空猫
25
「科学的根拠」とは絶対的真理ではなく、再現性があり反証可能なデータに基づいて実証された事実を指す。「万能薬」が商標違反になるように、万人に一様に効果のある薬、治療法(更に言うと健康法、痩身法も含)は無い。個人の成功体験記(インチキ医療含)とエビデンスに基づくデータを混同しないように注意し、科学的根拠があるからと言って盲信してはいけない。○さえあれば治る、は詐欺。バランスの良い食事を良く噛んで食べ、規則正しい生活をする事が健康の王道である。現場からの忖度のない真っ当なお話でした。とても勉強になりました。2021/04/10
yutaro13
19
著者が専門とする臨床疫学とは、臨床データを集め、応用統計学を駆使して、医療の不確実性に挑む学問。あらゆる領域で科学的根拠=エビデンス重視の傾向が見られるようになっているが、ネットやテレビで健康に関するゴミ情報が氾濫する現代において、医療分野でエビデンスが大事なのは言うまでもない。でも風邪をひいたときに抗生物質を処方してもらってたり、テレビで紹介されるダイエット食品にすぐに飛びついたり、そんな不合理な行動をとる人を減らすにはどうすれば良いのでしょうね。本書自体は新書ということもあって広く浅くという印象。2019/05/14
テツ
16
病に侵され心が折れ始めると人は怪しげな民間療法に頼りがちだけれど、そうしたアヤマチ(と言い切る)の全ては現代医学と医療に対する知識不足から生まれるのかなと思った。革命的な治療法など突然生まれはしないし、どれだけ進んだ技術で優れたお医者様によりなされる治療でも100%治癒するというわけではない。それでも少しでも多くの生命を繋ぐために大多数の医師は懸命に活動している。自分の生命を託すのならば何の根拠もないオカルト的なモノではなく、そうした気高い職業倫理と彼らがしっかりと培ってきたであろう技術と知識に託したい。2021/03/24
ぶっくlover
11
筆者は、赤ひげの言葉を引用したが、私は同じ言葉を渡辺淳一の「白夜」の中で読んだ。 病気は治るものは放って置いても治るし、治らないものはどんな手を尽くしても治らない。治るものに医者は少しだけ手を貸してやるだけだ…。 それを踏まえた上で、臨床疫学の研究に進み、不確実性に挑む。そこにあるのは科学的根拠と患者の意向だ。 現在のガン治療や認知症治療、高齢化社会に向けての考え方、いろいろ勉強になりました。2019/03/17
DEE
10
根拠を示した上で、違うものは違う、効果がないものはないとわりとハッキリ言っているので読みやすい。 どんなに医学や科学が進歩しても、診療の限界は間違いなくあるだろう。 そのことは受診する川も知っておいた方がいいと思う。2021/03/23
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