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内容説明
現場力シリーズの著者が書き下ろす、本邦初の本格的プレミアム論。「プレミアム」が乱発される現在、その定義から消費動向、海外企業に席巻される理由や対策まで事例を豊富に解説する。
目次
はじめに
第1章 プレミアムという現象
第2章 プレミアム消費の2つの断面
第3章 プレミアムとは何か
第4章 なぜ「日本発のプレミアム」は育たないのか
第5章 戦略としてのプレミアム
第6章 「日本発のプレミアム」の挑戦者たち
おわりに
[参考文献]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
24
プレミアムは思想と戦略。成熟 と豊かさ。 「プレミアム」=「機能的価値」+「情緒的価値」。 ストーリーや秘話、伝説が必要。それを世界に語る発信力。 自分の業界で、プレミアムなサービスとはどんなサービスなのか考える事が出来た。2020/11/29
がっち
5
マーケティングなプレミアム戦略について述べた本。日本でプレミアムに挑戦している事例やプレミアムについての分析が理解できる。今までプレミアムとは顧客が満足する高級感を熟知して売りだすものであると思っていたが、作り手の主観とこだわりによって生み出されているということがこの本では語られていて、個人的にいろいろとプレミアムに対して印象が変わるきっかけとなった本であった。A2010/08/30
かんじ
3
1.日本には、縦の拡がりの中で上を求める民族性が庶民の中でもあった。 2.日本で成功しているプレミアム市場は価格帯の低〜中の商品群である。人々は自分に合うものを求めている。 3.プレミアムとは消費者にとっての付加価値であり、機能的価値と情緒的価値に分類される。そのどちらも備えていることが必要であり、機能的価値にはある項目にこだわった「尖り」がなくてはならない。万人に向けたプレミアムは存在しない。情緒的価値の訴求にはその製品の誕生をストーリー仕立てで語ることが重要である。2020/04/05
ぽんぽこ
2
なんだか違和感を覚えながら読んでいたのですが、この本がリーマンショック以前に書かれたものだと知って納得しました。リーマンショックを経験し、そしてコロナショック真っ只中の私たちは今、プレミアムをあえて追求するのは本当に一部の人間なのではないでしょうか。この本に書かれているプレミアムとは、ほとんどが有名ブランドのストーリーです。私も日本のプレミアムが少ないことは不満ですが、それを今このタイミングで要求するのは酷かなあ、と思いました。2020/12/08
たたみ
2
ブランドのプレミアム戦略について分かりやすくまとめられていた。プレミアムが求められる背景もあり、理解しやすかった。ただ、ラグジュアリーブランドとの違いが少し違和感。著者や時代によって定義が変わっているのかもしれないが。2016/01/31