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内容説明
中央官庁で不祥事が相次ぎ、「官」への信用が失墜している。あるべき役人の姿、成熟した政と官のあり方、役人とは何か? 答えはすべてここにある。「官僚組織のリーダーが判断を誤ればその影響は広く国民に及ぶ」。34年間奉職した財務官僚による渾身の書を緊急復刊! 著者の経験がふんだんに盛り込まれた具体的なノウハウは、指導者の地位にある人やリーダーとなるべく努力をしている若手など、組織に身を置くあらゆる人に有効な方策となる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
56
僕がこの本で思ったのは2つ。1つは、まず役人道とあるが、何かそれ以外の職業と大差あるのか?あるとしたら次に挙げる点から端を発する点だけで、後は大差ないのではないか?そしてそのもう1つとは、それぞれのプロセスにおいて組織として事態を判断し、その決断に従って組織として行動していくことである、という点。ここに個々人の裁量、所謂スタンドプレー的なことは挟まれない。対行政交渉や協議等も多く、1つの勉強と興味として書店にて手にした本だが、この両点とも諸事知り得た復刊に納得出来た一冊であった。2018/12/24
kawa
35
著者は霞ヶ関の元キャリア官僚。佐藤優氏推薦というカバーにもつられて購入。文書や交渉術等、成る程と思う記述、民間人でも役立つ良書で、若いうちに巡り会いたかったと思わせる内容。役人の多くが、著者のようなスキルや志しを持って働いているわけではない。霞ヶ関方面等の一部の役人との但し書きが必要かも。よく批判される官の縦割りの弊害について、著者はそんなことは無いとしている。無いことを証明をすることの難しさを承知の上で言えば、個別の具体例を記述していただければ、より説得力が高まったように思う。2019/01/13
hatayan
26
旧大蔵省で税制改正の実務などに深く関わったキャリア官僚が仕事術を語る一冊。公務員はプロであり優れた判断をできるリーダーは経験と時間をかけないと育たない、という考え方を基本とします。 真の実力者が役職の上にある者とは必ずしも限らないこと、上司は部下に対して不満があっても背後の事情を慮ると100%は口に出しては言えないこと、自分の手に負えなくなったときに頼れるよう上司には適宜相談をしながら進めるべきだが頻度の兼ね合いが難しいこと。人間関係の機微に触れた「交渉編」と「組織編」の章が生々しく読み応えがありました。2018/12/29
とみやん📖
12
著者の久保田勇夫(くぼたいさお)さんは、元大蔵省のキャリア官僚で2000年に国交省の事務次官で退官された方。国家の礎を担う官僚の役割は極めて重要でありながら軽んじられていることを心配されて書かれた本。残念ながらその傾向は20年が経過し益々強まっていると思う。しかもそれは世界的な傾向のようだ。 文章、交渉、組織、人事、健康(+世界の公務員比較)について丁寧に後進へ助言するように知見を披瀝されている。恐らくこの方は文章の技術や国際交渉は達人なのだろうと思った。とても常人が真似できるレベルではない。2024/05/06
あお
6
仕事用読書。国家公務員に関することがほとんどで、地方公務員にはピンとこない部分が多い。仕事への向き合い方、求められる能力、仕事の方法など、何から何まで違うなぁと知ったことは収穫かも。交渉に関するところは少し参考になる。2020/09/02
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