ちくま新書<br> 南スーダンに平和をつくる ──「オールジャパン」の国際貢献

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ちくま新書
南スーダンに平和をつくる ──「オールジャパン」の国際貢献

  • 著者名:紀谷昌彦【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 筑摩書房(2019/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480071972

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内容説明

半世紀にわたる内戦を経て2011年に独立し、世界で最も新しい国連加盟国となった南スーダン。日本は国連PKOへの自衛隊派遣、JICA、国際機関との連携やNGOによる支援等、様々な形で平和構築に貢献してきた。政府と反政府勢力の衝突、現地の人々との草の根の交流。その現場では一体何が起こり、何が必要とされているのか。2015年から2017年まで駐南スーダン大使を務めた著者が、支援の最前線での経験と葛藤を伝える貴重な証言。

目次

第一章 南スーダン問題の構造── 現場の視点から/第二章 政治プロセス──国内と国際社会の取り組みの双方を後押し/第三章 国連PKO──自衛隊のインパクト/第四章 開発支援── JICAが支えた国づくり/第五章 人道支援──国際機関と連携したリーダーシップ/第六章 NGO支援── 現地NGOと連携した展開/第七章 危機管理──平和構築支援の安全確保

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

s-kozy

49
2015年4月から2017年月までの2年半、南スーダンに日本国大使として駐在していた著者による書。新たな国が平和で安定した国となるような支援と言っても一筋縄ではいかないんだなぁ。その切り口は国連平和維持活動(PKO)だけではなく、政治プロセスへの関与、開発支援、人道支援、人材育成支援、NGO支援、危機管理等、多岐にわたる。大使もフットワーク軽く動き回らなければその務めは果たせないのではないか。日本が世界の平和のために何ができるのか、及ばずながら自分なりに考えていきたい。2020/02/08

スプリント

13
自衛隊の派遣問題でゆれた南スーダンですが、PKO以外にも日本による南スーダンの平和維持のための様々な活動が行われていることを知ることができました。2019/02/09

La Principita

5
南スーダンにおける日本政府、JICA、NGOなどの活動が紹介される。欧米に比べ、予算に制限がある中、本当に発展につながる、もしくは国民に資する援助に取り組むのは素晴らしいが、一方で「大いに感謝された」「高い評価を聞くことができた」などの表現が続き、自画自賛の感も。発言力が高く、外交術に長ける欧米諸国+中国と並んで、正当に評価され、将来につながる存在感を示せているのか。日本の取り組みを俯瞰するためにも、他国の支援状況なども織り交ぜて欲しかった。2019/05/22

Yutaka Hada

5
著者と仕事でご一緒する機会があり、手に取った一冊です。著者は前駐南スーダン大使。日本から遠く離れた南スーダンで、「オールジャパン」の国際貢献が行われたこと、その難しさ・ご功労が書かれています。でも文章はむしろ淡々と事実が紹介されていて、関わった沢山の方々の貴重な記録を、ちゃんと残しておかないといけない、という著者の強い思いが感じられました。現地で起こっている事のセンセーショナルな部分だけ切り取った報道しかなされなかった南スーダンでの国際貢献。「日本ならではの貢献」とは?。その姿が描かれた貴重な一冊です。2019/02/22

Masami.T.

3
南スーダン共和国は2011年にスーダン共和国から独立した国。その秩序安定プロセスやODA(日本政府による政府開発援助)の用途、現地での自衛隊の活動内容などを紹介。平和維持活動は国連や英米ノルウェーなど関係国、南ス政府による。南ス派遣された自衛隊の任務は、現地での要人保護地区の警護や、道路建設、孤児院訪問など多岐に亘っていた。また、ODAによる支援として特に、首都ジュバ市内を流れるナイルには橋が一つしかなく、その架橋事業は大きく期待されていたが、武力衝突により中断。2022年現在も未完成のよう。2022/03/31

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