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内容説明
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松下電器産業(現パナソニック)を、小さな町工場から世界的な企業にまで成長させた人物は、和歌山県の裕福な家に生まれました。しかし、お父さんの仕事の失敗により、9歳で小学校をやめて、自転車店などで働きはじめます。そのころみがかれた商人としてのセンスは、自分で作った会社を経営するのに非常に役立ちました。世界恐慌・第二次世界大戦などの数かずの困難も、前向きで素直な心で乗り越えていく幸之助は、日本一のお金持ちになり、いつしか『経営の神様』とよばれるまでになります。常に広い視野と柔軟な心で対応し、書いた本やその言葉が、いま現在もたくさんの人びとの心に響きつづけている幸之助。その一生を、漫画で学びましょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
42
『鳴かずんば それもなおよし ホトトギス』(幸) 信長も秀吉も家康も(3人の句では)ホトトギスが鳴くことにこだわっている点では同じです。私はいつもなにかひとつのものにこだわっていてはうまくいかないと思っています。もしホトトギスが鳴かなければそれもなおよしとして姿を楽しむそれもいいじゃありませんか。(略) 見方を変えれば違った面が見えます。(本の締め括りより)/幸ちゃん好きだなぁー (コ)2014/04/15
たまきら
25
経営の神様、娘さんデビューです。名言集が日本の多くのおじさまに愛されているお方ですが、苦労されたんですねえ…。きちんと筋の通った経営理念。激動の時代を送ったからこその、弱者への視点。小さな国だからこそ労働者は本当に貴重なもの。娘は大きくなったとき、お金との関係をどう築けていけるかな?両親はどちらも上手ではないので、苦労かけるねえ…。2021/05/29
nbhd
16
もしかすると、松下幸之助さんの生き方は、戦後日本の究極のモデルケースであり、エートスであり、最大の思想だったのではないか。貧しい家庭に育ち、丁稚奉公、苦学を重ねながら、みずから起業、人のことを考える経営…と、昭和末期に生まれた僕のなかにも、こうしたエートスや物語が流れていることに気づく。松下さんの人生って「戦後」そのものじゃないか、と驚いた。となると、ポスト構造主義とか戦後左翼思想とかは、なんというか松下さんの前では非常に無力というか、マイノリティというか、そんなに重要ではないのかも…と思った。2024/07/23
anco
8
松下幸之助のさらっとした伝記。会社組織や社会全般のいまではなく、将来や未来を考えて行動したことが、経営の神様とよばれる理由。人がよくないと思っているものでもそれにこだわるのではなく、見方を変えればちがった面を見ることができる。そういう素直な心が経営の基本。2017/12/27
kaharada
4
10才で親元離れるって大変なことだ。 自ら率先して作業に打ち込むことでチームの意気込みを高めるやり方を内線工事の仕事から身につけたこと。今ではなく将来や未来について語ること。 手作りでしかも一代で事業を大きくするってすごいなあ。2023/02/23