内容説明
新聞やテレビは、日本経済の本当の姿を日本国民に正しく伝えていないと主張する経済評論家の上念司氏が、マスコミの報道を取り上げ、その裏に隠された真実を解説する。
デタラメばかりの地上波テレビと新聞に代わり、私がニュースを解説しよう!
『虎ノ門ニュース』『ニュース女子』など、ネット配信のニュース番組で活躍中の経済評論家が、マスコミが報道している金融緩和政策や消費税増税問題、社会保障問題などのニュースを取り上げ、その裏に隠された日本経済の「真実」を一切タブーなしで次々と明らかにしていく!
(著者より)
官僚とマスコミが一番隠したいことは、じつは「日本の財政再建が終わっている」という衝撃の事実です。
マスコミがあれだけ喧伝してきた財政破綻キャンペーンは、すべてウソ。「日本は成長できない」とか、「少子高齢化で景気悪化」とか、繰り返し喧伝される“ショボい日本像”は全部デタラメです。
だから、私はそれに異を唱える意味でタイトルに敢えて「完全復活」とつけました。マスコミが喧伝する“ショボい日本像”に比べれば、今の日本の経済状態ですら「完全復活」になるからです。もちろん、日本の実力はこんなものではないし、本当の意味での「完全復活」はまだ先です。
しかし、そのためには2019年10月に予定されている消費税増税を阻止しなければなりません。せっかくの景気回復を台無しにしないために、増税原理主義者(財務省、ポチ学者、マスコミなど)との戦いがこれから始まります。
その戦いとは、ズバリ「情報戦」なのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつのすけ
45
最近、テレビを観なくなった。「なぜだろう?」、と思っていたが、その答えが述べられていた。それは、マスコミの都合に基づいた報道がなされているからだ。報道のすべてが嘘ではないが、巧妙に都合のいい事実のみを継ぎはぎしているのを知ると、みるに耐えない。太平洋戦争前には、新聞社が戦争を煽っていたことを考えると、マスコミこそが悪ではないであろうか。2020/02/02
金吾
22
政治家、官僚、マスコミの出鱈目さが再認識できます。施政者たちが自分達を除いて貧民化させることにより階級の固定化を狙っているのかなあと思うくらい、増税ありきの考えになる理由がわからないです。2025/05/19
Miz
9
なるほど世にフェイクニュースはあふれんばかり。というか、マスコミが各方面に忖度してミスリードを誘引している記事が多い。まぁ、新聞にせよテレビにせよ、報道の在り方は変わってしまったということ。文中で、ビルゲイツの言葉として「いずれ銀行は無くなる」という言葉が出ているが、それより先に新聞社、テレビ局なのかなぁ、という思いがした。著者が述べている意見は、概ね賛同でき、わかりやすい表現で表している(あえて)ので読み易かった。2019/06/15
まゆまゆ
8
反政府ありきであったり、自ら立てたストーリーどおりの事実のみの繋ぎあわせであったりと、マスコミが報じる内容に騙されないためにはどう振る舞うべきか、を論じていく内容。誰が報じるかももちろんだけど、前提条件や出典も疑わなければならんとは……2019/09/03
トラ
8
これまでの著者の本を読んでいる人にはおさらいのような手軽な本でした。著者に初めて触れるにもいいかもしれません。自分は著者にはどちらかというと賛成の立場です。ただ、少し憶測がいきすぎた所もある気がしました。何にせよ、消費増税を止めるために党派や主張の壁を超えて団結しなければいけないと強く感じます。2019/02/10
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