内容説明
ベストセラー『イモータル』の著者が、圧倒的弱者の目線から描き出す「人間の本質」とは?
時は一九世紀。一匹の犬が愛玩犬として日本からアメリカへ送られる。道中で出会うのは、性格も肌の色も違う様々な人間たち。優しい人間、その人間を迫害する人間、他の動物を絶滅させようとする人間。抗うことのできない歴史の奔流の中で、彼の命を懸けた反抗が、やがてこの世界に小さな希望を灯す――。『イモータル』の著者が、圧倒的な弱者の目線から「人間の本質」を描き出す意欲作。文庫書き下ろし
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のん
9
初読みの作者さん。 幕末期、野良犬の仔が外見故に捕まりアメリカへ連れて行かれる。先住民族と白人の戦い、狼との共闘。野生動物も巻き込んでの戦いは…。 そして序章に。2019/05/30
Tomomi Yazaki
7
日本で生まれた仔犬が図らずも母親や仲間たちと引き裂かれ、愛玩用としてアメリカ大陸へ連れて行かれる。そこは白人達が先住民族であるインディアンから無慈悲にも強奪した夢の国。野生動物もハントという遊びのだけの為に、次々と銃で殺される。だが、成長した仔犬や動物たちが一致団結し、インディアンと共に白人に挑みかかる。単純思考の私にとってこれほど熱く読める小説は久々です。そして最終章まで辿り着き、著者に促されるかのように序章を読み返す。嗚呼そうなのか、名も無い仔犬が成長し最後にたどり着いた先は・・・2019/02/24
yamakujira
6
幕末の日本で捕獲されて、土産物としてアメリカに連れて行かれた1匹の和犬がたどる数奇な運命をえがく。白人にかわいがられながらも逃げ出して、オオカミやインディアンたちと行動を共にして、聖地を破壊する白人たちを襲撃する。虐げられる弱者の抵抗は悲しく哀れだけれど、主人公の犬の思考を擬人化しすぎて白けてしまう。縄張りを侵されての襲撃くらいなら納得できるのに、オオカミやバイソンやヘビなどの野生動物が会話して協調するなんて、これは児童書なのか。ストーリーも陳腐に思えて、大きく期待外れだった。 (★★☆☆☆)2019/05/07
義経Ⅷ
1
ぬぁ~、マジつまらない‼️ どんなテンションでこれ書いてんだ‼️2019/01/02
アキ
0
犬の目線から西部開拓末期のアメリカを描いた作品。白人・インディアン・犬・その他の動物など様々な種族が登場し、台詞も多いのだが、それらがほぼ伝わっていない体で話が進むのでかなり読みづらい。2019/11/14
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