日産自動車極秘ファイル2300枚――「絶対的権力者」と戦ったある課長の死闘7年間

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日産自動車極秘ファイル2300枚――「絶対的権力者」と戦ったある課長の死闘7年間

  • 著者名:川勝宣昭【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • プレジデント社(2018/12発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784833423038

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内容説明

【内容紹介】
衝撃の緊急出版!
カリスマの腐敗と堕落――歴史はまた繰り返された!

そして今回のゴーンショックにつながる組織の腐蝕はどのように生まれたのか?
緊急逮捕されたカルロス・ゴーンがやってくる13年前、日産の経営を凋落させる原因を作った労組問題。日産圏二三万人の頂点に君臨したのが「労働貴族」こと塩路一郎だった。
その絶対的権力者に「義憤」を感じ、たった一人立ち上がったサラリーマンがいた。
これは個人が会社を変えられるのか、を追ったドキュメントである。
著者が墓まで持っていくと決めていた日産自動車「極秘ファイル」の全貌がいま、明らかになる。

たった1人の「義憤」は会社を変えられたか?

【著者紹介】
[著]川勝宣昭(かわかつ・のりあき)
日産自動車にて、生産、広報、全社経営企画、更には技術開発企画から海外営業、現地法人経営者という幅広いキャリアを積んだ後、急成長企業の日本電産にスカウト移籍。
同社取締役(M&A担当)を経て、カリスマ経営者・永守重信氏の直接指導のもと、日本電産グループ会社の再建に従事。
「スピードと徹底」経営の実践導入で破綻寸前企業の1年以内の急速浮上(売上倍増)と黒字化を達成。
著書にベストセラーとなった『日本電産永守重信社長からのファクス42枚』(小社刊)。『日本電産流V字回復経営の教科書』(東洋経済新報社)がある。

【目次抜粋】
はじめに
第1章 日産を蝕む「エイリアン」を倒す
第2章 戦う社長の登場
第3章 古川幸氏の追放劇
第4章 石原政権、最大の危機
第5章 ゲリラ戦の開始
第6章 辞職も覚悟した「佐島マリーナ事件」
第7章 組織戦――最後の戦い
第8章 塩路体制、ついに倒れる
第9章 戦いは何を変え、何を変えなかったか
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりやまたけよし

34
労働組合が強かった頃を思い出しました。学生運動とかも凄かったですね。それと会社の経営は別物のようです。分けて考えないと混乱しますね。2019/04/23

誰かのプリン

17
巨大権力に立ち向かう一社員。その権力は自分達の利益しか考えず権力保持のためならなんでもやる。 そんな理不尽なやり方に疑問をもちついに巨大権力を打ち砕く。そんな男達の実像が記録されている。自分には到底真似出来ません。2019/04/11

らっそ

10
勤務先は未だに「労使協調」。組合員が管理職に「組合にチクって、お前なんか飛ばすぞ」って凄んだりしてる。日産は大きな会社だから大きく腐敗した。小さい会社は小さく腐る。だから、未だに生き延びている。いつまで続くかは別にして。労働組合の専横以上に、「絶対権力者」の労組トップが失脚後、何も汗をかいていない人たちが、社内で実権を握って、事なかれ主義になっていく状況の方が怖かった。2019/02/25

へへろ~本舗

6
ゴーンの前は塩路という男に23年も組合そして会社を牛耳られていた日産自動車。心ある七人の社員が7年の歳月をかけて異常な労使関係を改善していくが…。改善は長く続かず、ルノーとの資本提携、ゴーンによる経営改革となり、今やまた塩路解任劇を思わせるゴーンの騒動。結局日産は表面は変わっても根っこの所は不正腐敗の温床の会社なのであろうか?2019/04/11

snakedoctorK

4
表紙にゴーン前会長の顔写真が使われていますが表題の極秘ファイルとはまったく関係はありませんのでお間違いなく。 日産自動車という会社の体質は昔から変わっていなかったってことですね。変化を好まず保守的。だから、権力が集まってしまう。2019/05/26

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