講談社文庫<br> アバターの島

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講談社文庫
アバターの島

  • 著者名:樋口修吉【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2018/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061842731

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内容説明

青春の光と影を鮮烈に描く、長編ロマン。ニューヨークでジャズ・ギタリストへの道を歩んでいた俊夫を見舞った不幸なアクシデント。水色の瞳と北欧系のシルバー・ブロンドの髪を持つ娘・モイラとの出会いと愛の日々。競走馬アバター号との関わりから始まった、一人の日本青年の失意と、再起の軌跡をたどる意欲作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NICK6

8
売り出し中、腕利きの青年ギタリストの逆境。そのヤバさは確実に私の胸中に痛切に伝わる。むごすぎると。しかしだ。情況の苛酷と反し、青年の態度や精神の描写は、実に抑制的だ。訪れる日々の描写に悲哀も感傷もまた同様。極端な落差は違和感どころかマジックのように私は痺れっぱなし!。やがて緻密な駆け引きと慎重な計算で、上昇機運の波を絶妙に捉え始めると、再起の芽を確実に掴むべく、その瞬間がついにやってくる。眼光鋭く前に前に突っ走る時のカッコ良さ!後半は、島と仲間たちと純愛。長い長い!愛おしさ満載の素敵なエピローグが待つ! 2024/08/25

マヌヌ2号

2
目を見張るような冴えや物語のダイナミズムは乏しく、ただメッセージを伝えることに注力しています。「社会的に成り上がることよりも自分が自分でいられる場所を見つけることが大切だよ」って話をずっとしている。望んでする化粧と望まない化粧は別のものだということ。ギターで食べていけなくとも暮らす方法はどこかにあるということ。決断に尻込みしないこと。語りかたが異なるだけで語ることは一貫しています2024/03/16

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